劇場公開日 2018年2月10日

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「大きな目が印象的なクレイアニメ。」ぼくの名前はズッキーニ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大きな目が印象的なクレイアニメ。

2019年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 凧を上げながらビールの空き缶でピラミッドを作ってるズッキーニ。その空き缶のせいで母親が転倒して亡くなってしまい、警官レイモンの厚意により彼は児童養護施設フォンテーヌ園に連れて行かれた。この時点でデフォルメされた顔に違和感がなくなり、粘土人形であることをすっかり忘れてしまうほど夢中になってしまう。

 施設のボス格となっていたシモンやその他のワケあり少年少女たち。父親が強盗で刑務所にいる子、DVに遭った子、など様々な不遇の環境だったにもかかわらず、子供たちだけで遊ぶ姿は純真そのもの。イジメがあるんじゃないかと感じたのも入所したほんの一日だけ。いまの教育における問題点も解決する糸口が見つかるんじゃないかと思った。

 警察官レイモンもいい人すぎて、最後には泣かせてくれる。あとはズッキーニとカミーユとの恋物語に発展するのかな~などと想像を巡らせてしまう。

kossy