火花のレビュー・感想・評価
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笑いとは何なのか?
結果としては、最後の終わりかたがしっくりこなく、呆気なく感じたのだが、物語的には笑えるところが多かった。原作を読んでから観たので、感動系の作品なのかと思ったが、「笑い」や「幸せ」といった、日常の中の娯楽、芸人としてのあり方が描かれていたのだと思った。
日常の中の笑いや、人それぞれの思う笑いが合わさり、芸人として生きていく、神谷と徳永の人生が素晴らしいと思った。自分を貫く姿が素晴らしい!
映像も、雰囲気が少し昔の感じがあるのに、街並みや服装が現代系で、ギャップがよかった。
12/31(日) TOHOシネマズ渋谷にて
20時40分~22時55分の回
2017年ラスト映画
緊張感がない
切ない青春映画
芸人(ピース又吉)の原作で、芸人の監督(板尾創路)が撮った作品だからと、漫才芸人のわかりやすい「面白い話」を期待して観にいくと、肩透かしを食らう。
切ない青春映画に仕上がっていた。
夢見たが、「望んだとおりに行かなかった経験」を持ってるかが、この映画に感情移入できるか否かのポイントに思った。
芸人の世界だけに限定しなくてもいい。
たとえば、進学、就職、昇進、恋愛、結婚、さまざまな夢(たとえば、スポーツ選手・アイドル・役者・絵描き・漫画家・デザイナー・職人etc…)。
原作者と監督の、いろんな事情で芸人を辞めていったたくさんの仲間たちへの思いが混ざって、キャラクターに結実していると思う。
ただ菅田が、若い時代の役ではいいけど、歳食った役での見かけ若すぎて説得力がないので、覚めてしまった分、少し採点は辛目。
お笑いが嫌いで本も読んでいないんですが、観てみた
夢と魂
画は綺麗です。
綺麗な画がいっぱいあっていいです。お祭りの提灯や花火の光みたいな、儚いけどあったかい感じの景色がたくさん撮られていて、その全てに統一感があり詩的で見惚れました。街を照らす朝日は、現実を残酷に照らしているようにも、夢を包み込む優しい光にも見えてとても美しかったです。菅田将暉と木村文乃のすれ違う画も、運命が変わる可能性の一瞬をスローで切り取っていたりと、なにせ詩的でした。
この映画で好きなところは、芸人が現実と向き合う時でも芸人だったシーンです。
喧嘩している時や悲しい話をしている時ですら、笑いの破片をどうしても探して見つけてしまう、この芸人にある救いようのない愛しさをドキュメントのように見せつけられた気がしました。なので、彼らがどれだけ笑っていても、笑いをもって現実に幼い悪あがきをしているその姿は、痛々しいほどに芸人でした。でも、そこで普通に笑っている観客がいたので集中が途切れて個人的に嫌でした笑
後、神谷のカリスマ性はよく分からなかったのですが、変な方向に落ちぶれていってしまう危うい魅力は理解できました。桐谷健太の衣装も全部オシャレでしたし笑
でも、あの最期の漫才はちょっと異議あります。そこまで芸人として何が面白いか真剣に考えてやってきたなら、最期の最後で感動に逃げるなよと僕は言いたい。あの徳永の叫びが本物だとは思います。けど、芸人を誇るなら最後まで人を笑わせろよと。涙浮かべてでも笑いを取りにいって最期を飾って欲しかった。それが芸人の美しさの極限だと思うのです。あんな感動に酔うみたいなリアルは芸人じゃなくてただの人です。そこで感動に逃げるからお前ら売れんかったんちゃうんかい、くらいまで僕は腹が立ちました。その弱さも含めて芸人の悲哀なのかもしれませんが、折角なら最後まで強がる、笑いをもって現実に反抗する芸人を見たかったです。素人が偉そうにすみません。
まあ多分小説だったら勝手にイメージできるんだと思いますが、映像だとそれが全てなので言いたくなることは別れるのだと思います。芸人の認識だって人それぞれですよね
いいとこ悪いとこ
そんなでもなかった
物足りない感じが
う~ん…
あまり良いとは思えなかった。
暗すぎて泣きそうになった。明るいところが何もなく(個人の感想です。)
良かったのは
①俳優陣の演技、菅田まさき、桐谷健太、木村文乃、あと高橋努も好き。
②エンディングの歌「浅草キッド」
最後の豊胸は何?。意味わかんない。
芸人さんのすごさ。
必死にもがく人生
元気を貰いました!
売れないお笑い芸人の笑えない下積み生活を活写。才能があるのは当たり前、血の滲むような努力も当然のこと。それでも運を味方に付けないと成功は覚束ない。そんな厳しいプロの世界で、鳴かず飛ばずの徳永(菅田将暉)は熱海のイベントで偶然出会った神谷(桐谷健太)を師匠と仰ぎ交流を深めることになる。私たちサラリーマンと全く違う世界ですが、作品を観ながら、心の中で彼らを応援している自分にふと気付きました。目指す世界・目標は違っても、一所懸命頑張っているのは皆同じ。どうやって観客を笑わせるか、人気を取るか、彼らの必死の思いは、時としてとても哲学的だったりする、生き様を賭けた真剣勝負だから。自分の道に真剣に取り組んでいる人ならきっと共感できる、そんな作品に仕上がっていたように思います。
菅田将暉、報知映画賞、主演男優賞、納得
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