「又吉の最高傑作が映像化されることに感動!」火花 ushyさんの映画レビュー(感想・評価)
又吉の最高傑作が映像化されることに感動!
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あまりに残酷で厳しいされど美しいお笑い芸人の世界を忠実に描いてる今作。大好きな小説ともあって大きな期待感を持っての視聴!正直違和感を感じた場面もあったが(太鼓のお兄さんのシーンの後の喫茶店での神谷の「世間」「模倣」「創造」関して論じるシーンやスパークス最後の漫才の神谷がおそらくその場に居合わせなかったところ)そもそもこの小説を実際に映画化されて映像化されるだけで自分としては大満足だった!桐谷健太や菅田将暉は流石の演技力!特に桐島健太ほど神谷にふさわしい俳優はいないのではないだろうか。普通に菅田将暉が漫才がうまくてびっくりした。二丁拳銃川谷も良かった。神谷の2人目の彼女でのあのシーンはやっぱり泣いた。スパークス最後のライブでの徳永が言った「僕は一緒に戦ってきた同世代の芸人を誇りに思う」という台詞やクライマックスに近いシーンでの神谷が発した「芸人に引退などない」などの言葉は原作著者の又吉が一番伝えたかったメッセージなのかなぁとも感じた。この映画を見てて思ったことはやっぱり芸人はカッコいい。自分の中の芸人に対する憧憬の念を再確認させてくれた作品だった。
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