「主演二人が好演だっただけに勿体ない」火花 だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
主演二人が好演だっただけに勿体ない
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原作未読。
ドラマ版も未視聴。
主役の二人が大好きだったから
観に行った結果。
もったいない。
そんな印象だった。
物語のクライマックス。
スパークスの解散ライブでの
菅田将暉の熱演には鳥肌が立った。
ラスト、神谷が熱海の居酒屋で
徳永に語るシーン。
「売れずに消えて行った全ての芸人の上に
今の売れっ子芸人は存在しているんだ」
のセリフは人生の全てに当てはまる気がして
これまた鳥肌。
だからこそチョイチョイ入る
「板尾節」が作品の方向性を
ぼやかしてしまっているような気がして
本当にもったいない。
物語ラストの
神谷の妙なキャラ付けと
海辺を走る妄想シーン。
確かに笑ったけど、そのシーン要る?
鮮度抜群の食材を
こだわり過ぎたシェフが
癖の強い味付けをしてしまった。
もっと素材の味を楽しみたかったな。
逆に主演二人の才能が
浮き彫りになったかな。
加えて
原作をちゃんと読んでみたいと
強く思った。
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