ザ・レイジ 果てしなき怒りのレビュー・感想・評価
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スペインのB級バイオレンス。Toro=雄牛
異母兄弟3人の1人が殺され、姪っ子が誘拐され、婚約者の目を抉られ復讐の鬼と化すリベンジもの。PG12 くらいはあってもいいかも。
裏社会のドンがえええとこ中堅幹部か地方都市のいち組長ぐらいの貫禄しかないのが一番の問題。妙な仕込み錐を頻繁に出してくるし。
影響力と貫禄がアンバランス。
タロットカードから迫力のカーチェイスのプロローグ、そこからタイトルが出るまでのベタなオープニングが香港映画っぽい。斧が出てきて韓国バイオレンスを思わせる節も。アクションもショットガンは出てくるが、おおむねバットや包丁、噛みちぎったりと原始的。関節決めて折ったりもする。
主演の坊主頭が雄牛バリの戦闘力。
スペインの南端アンダルシアが舞台。すぐ向こう側にモロッコがある海岸のシーンあり。ベタにフラメンコ入れてきたりも。
カーチェイスシーンは2度あってそこそこ楽しめた。
男の子の恰好した姪っ子のバックボーンについては何も語られず。
息子のように慕ってたのにぃぃぃとキレる手下はボスにムチムチした黒下着の嫁を寝取られてたからってのが泣かせる。
スペインでは強盗と警察官への暴行で捕まっても5年で、昼間はハイヤーの運転手として働き酒さえ飲まなければ恋人ともイチャイチャできるらしい。門限の22時を守って刑務所に戻ればいいとは驚き。
出来の悪い兄を持つと
ギャングのボスに可愛がられた男がカタギになろうとするが、最後の仕事で捕まってしまう。
5年後、仮出所となりカタギの仕事をしていたが、出来の悪い兄貴が助けを求めてくる。
そんな兄貴は相手にしなければいいのだけど。
面白い。
背景不足
冒頭部分はあらすじを読んでいないとわかりにくいであろう流れ。
何でこんなに主人公に拘るかわからないし、マフィアというかギャングというか、やることがまどろっこしいし、見せ方もゆったりテンポが悪くて冗長。
最初から最後までイマイチ盛り上がらなかった。
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