ミックス。のレビュー・感想・評価
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一生懸命
皆さんのレビューを見ると、ベタと書かれている方が多いですね。
これ程、ベタと書かれる映画も珍しいかもしれません。
自分もベタな展開だと思います。
でも、後味が良く感じました。
何故なのか?
一生懸命を真面目に扱ったコメディだからだと、自分は感じました。
頑張る事を笑うのではなく、頑張る事を見て笑顔になれる映画だと。
ここから、瀬戸さん演じる江島について少し考察します。
彼は女性に対しては不誠実な感じですが、卓球に対しては一貫して真面目な印象を受けます。
新垣さん演じる多満子も外面ではなく、そんな所に惹かれたのではないかと。
一方、江島の多満子に対する気持ちはどうなんでしょう。
あのマフラーを持っていた事から、意外と多満子を大切に思っていたのでは。
日々の重圧の中で、卓球が楽しかったであろう子供の頃から知っていた彼女。
そんな彼女への思いは特別だった気もします。
江ノ島でさらけ出した彼の気持ちは、案外嘘じゃなかったのかも。
こう考えると、彼も不器用な人間なのではないかと思えます。
自分は、憎まれ役の彼が、それ程悪い人じゃない印象を受けました。
後味が良く感じた要因の一つかもしれません。
この映画、好きです。
ハズレでもないが当たりでもない
ガッキー最高!
ガッキー万歳!!
直球だって良いじゃない卓球だもの!!
さすが「リーガルハイ」スタッフはガッキーの引き出し方が分かっているという安心感があります。瑛太君のキャラも格好良く、お似合いの二人でした。蒼井優の中国人役もキレがあって最高です。エンケンの顔が死んでいて気になりました。ストーリーは王道中の王道ですが、直球だって良いじゃない卓球だもの。試合はカットが多すぎて素振りシーンを繋げただけの様な気がしますが、雰囲気は伝わってきました。
奇跡は起こらない。だからこそ「もっと頑張ろう」と思った。
作品全体を通して、緩急がありテンポもよく、内容も理解しやすいものであったので、2時間があっという間に感じました。
卓球がすべてのベースになっている映画ですが、「卓球をする理由」はそれぞれ異なります。
恋人に裏切られ、その彼に一矢報いようと卓球をする主人公の多満子。
別れた女房の娘とラリーをしたいが為に、卓球を始めたパートナーの久。
同じクラブのメンバーも、劇中では詳しく触れませんが、なるほどそういうきっかけはあったのか、と思わせるシーンもあります。
この映画のテーマは、主題歌であるSHISHAMOの「ほら、笑ってる」
そして後半に出てくるセリフでもあったように、
「奇跡は起きない。」
ということ。
どう考えてもこの展開は奇跡じゃないのか?
と思うシーンもありましたが(笑)
頑張って、がむしゃらに努力しても、叶わないことだってある。
でも前を向いて、生きていかなければならない。
仕事に慣れず、うまくいかない自分と重ね合わせてしまい、少し辛くも思いました。
しかし奇跡は起きないのです。明日全てできるようになっていることなどない。
多満子たちのように、自分に出来る努力をまた明日から頑張ってみようと清々しい気持ちで映画館を後にしました。
意外と卓球にも真面目な映画
新垣さんの可愛さがあますところなく描かれていて、ガッキーファンにはたまらない作品である。
卓球をめぐるいろいろな事情が、嘘のように人を結びまた離れていくが、どの場面にも愛が溢れており、古き良きエンタメ映画としてとても優秀。
瑛太が白髪がポツポツ見えるなんて普通採用しないだろうに、なんかちょっと夢破れた雰囲気増すんだよね。
あと、キャストが豪華。
本人と分かりづらい登場もあり、いくつかパンフで確認した。
全然中国人じゃないのに中華料理屋さんのご夫婦卓球選手として出て来るとか、卓球道場のミックスダブルス選手が子どもだったり、卓球の可能性が高く広く感じられるファンタジーだし。
最後のタイトルロールも、NG集っぽくなるかと思いきやシックでピンポン玉の動きを生かしたスタッフまでよく見えるシックな色合い。
大まかにはファミリー向けと思う。
王道ストーリー。それでいて深い
テンションアップするよ
観た後テンションがアップしました。
なにより新垣結衣ご相変わらず魅力的です。
しかし、プロット(編集?)に粗さも感じました。
多満子の気持ちと萩原の状況とがすれ違っていることが、あまりうまく伝わってこないように思えます。もっと丁寧に説明すべきでした。
さらに、最後の試合のシーンで試合会場の観客が総立ちで声援を送る理由がわからない。田舎のクラブがエリート選手と互角に戦っていることで皆が感動したのなら、その説明が要ると思います。
そしてまた、試合が終わった後の二人に送られる拍手の理由がわからない。身内でもなく事情も知らない観客が、なぜ二人を祝福する?
あと、「自分が輝くことは周りを輝かせること」みたいなフレーズを主人公に言葉で語らせるのは愚の骨頂。
「感動させよう」「泣かせよう」とする制作側の意図がスケスケでシラけちゃう部分も多々。
でも、恥ずかしい思いをしている多満子を庇って、萩原が「不器用ながらも一生懸命生きてる人間をバカにするな」と言うシーンは見事にハマってた。
人生いろいろ
ん???と思うものの、軽い感じで楽しめた。
日々の憂さを洗い流したく、かるーい映画を見たくてミックス。を見てきました。
古沢さんの脚本は好きですが、全部すきってわけではなくて、
私は連ドラのほうがおもしろいなーという印象です。
デートとかリーガルハイとか、もっと人物を掘り下げるほうが面白いかなって。
でも基本は好きなので、観てきたわけです。
ちなみに、エイプリルフールズは笑えなかった・楽しめなかった派です。
で、ミックス。なんですが、ちょいちょい「ん????」と引っかかるところはありました。
たまこのお母さん(真木よう子がはまりすぎて面白いですが)の教えは最終的に活きた、というまとめは好きじゃないなーとか(親が子供のすることを無理やり決めてさせるのはどんなにいい結果を得たとしても親のエゴだから美化を許さぬと私は思うので)、たまこががんばる理由は人のためってのとか(自分のためのほうが私は好ましい)、広末涼子のおうちでの抑圧された医者の妻生活がえらく簡単に素のほうにひっくり返ったのとか、だいぶ「ん????????」でした。
あとね、みるからにまずそうな料理とかだっさい手編みのマフラーとか、なんでつっこまへんねんとは思っていたら、それを陰口で突っ込む彼、名前忘れたけど瀬戸くんが演じた彼、いっこもええとこないやん。あの男のどこがよくてよろめくわけーーーーー???
ってのに一番「ん????????」でした。
が、まあ、いちいち文句ゆうと楽しめない系の映画なので、
これはたまことハギのラブコメなんで。瑛太かっこええなー、かっこええなー、
ガッキーかわええなーだけおもっとったらええんでしょう。ええ、それだけ思ってました、基本的にはね。
脇役たち面白かったです。トレエン斉藤さんとか、休むときは死ぬときよーの蒼井優とか、元ヤン広末涼子とか、お似合いすぎるエンケンさんと田中美佐子夫婦とか、笑わせていただきました。特に斉藤さんと蒼井優にはわらさせていただきまして。
ま、カンドーとか泣いちゃいました!は、ないかな。
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