「嫌いじゃない王道」ミックス。 もーみんさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌いじゃない王道
作品が始まり。数分間。特に面白いと思う所は無い。
こういう王道的な作品は、特報、CMと言った段階で話の流れが全て筒抜けになっている状態での鑑賞になる。
その王道の中にどれだけのスパイスを入れ、素の形を崩さないようにするという作業はとても難しいものである。
案の定、前半を観ている段階では、食いつく所もなく、思った通りに展開して行く。
それどころか、演者に力が入っている分、演出的なものが雑なんじゃ無いのかと思うほどだ。。。
この作品大丈夫かな?
と思っている位の所に劇場内にそれまでになかった笑いが起きた。。。
強烈なスパイス。。。。
蒼井 優。。。。
彼女が映画全体の空気を変えた。彼女が出てくるたびに笑ってしまう。。。
この作品は彼女に救われたと言っても過言ではない。
総評としては、嫌いではないが映画の2時間でやるには少し難しい王道なのかと感じた。
卓球クラブの会員の描き方が雑になっているし、展開も早すぎる。原作がないのに詰め込みすぎるのはもったいない。
ドラマと言う形で10数話、主人公はもちろん、しっかり周りの人物を表現するのがこの話には合ってるんじゃないのかなと思う。
それにしても。。。
劇場にいつもよりお客が多かった。
世間は王道を欲しているのだろう。
なんにせよ、劇場に人が増えるのは微笑ましいことだ。
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