「フツーな人生を送る人たちに観てほしい」ミックス。 いも煮さんの映画レビュー(感想・評価)
フツーな人生を送る人たちに観てほしい
オールスターな出演者たち。
冒頭から一緒に行った友人と「あれ、真木よう子だよね?」とか確認しながら観てました。
お話が突き進むに連れて小日向文世に遠藤憲一・田中美佐子と広末涼子に蒼井優、池上季実子に吉田鋼太郎さんまで主役級の脇役がバンバン出てきてそれだけでもすでに楽しい♪
瑛太とガッキー、主役の向こうを張るのが瀬戸康史と永野芽郁という今旬スター☆たち。もう、楽しくないわけがない。
お話はテンポよく進んでいき、解説がなくともちょっとちょっとのカットで卓球をやってる人々の、卓球に向かわせるエネルギーの源が何であるかを教えてくれる。
さすが古沢良太さんの脚本は淀みなく楽しい♪
ホロっとさせるようなところもどぎつい台詞の応酬で笑いに転嫁し、観客の期待を少しずつ裏切りながら全日本卓球選手権に向けて様々な人々の思いを集約させていく手腕はさすがです!
クライマックスでは、選手ひとりひとりに付けられていた名前と得意技とをきちんと見せることで何者でもないあなた自身が何者かであるんだって意味を知ることにつながります。
みんなが観て、みんな気持ちイイ!と感じられる映画に仕上がっていました。
卓球のボールも自然なCGで試合場面では自然と選手を応援したくなります。
そして観終わったらモーレツに辛い麻婆豆腐が食べたくなりました!
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