「フェイクニュース全盛の時代に」否定と肯定 yoneさんの映画レビュー(感想・評価)
フェイクニュース全盛の時代に
人は結局自分の信じたいものしか信じない。
しかし、歴史は事実の積み重ねであって、人によって「真実」は違っても「事実」は1つだけ。こういう信念が貫かれた映画だったように思う。
南京大虐殺とかと一緒に語られることが多いのかな?
事実として、南京を日本軍が攻めたのは事実。しかし、虐殺があったかは事実ではない。人による「真実」が異なる。
仮に犠牲者が1000人でも大虐殺と言う人がいるなら、その人にとっては「大虐殺」が真実なんだろう。しかし、事実として何人の方が亡くなったのか?それははっきりさせておく必要がある。
解釈を後の世代の人たちが出来るような、正しい材料を整えておけば良い。
この映画の裁判プロセスも、そういう試みの1つなんだろう。
結構楽しめました。
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