「真実とは」否定と肯定 yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)
真実とは
ホロコーストの映画というより、真実と正義の追求の映画、主演のレイチェルワイズがそういう通り、これは、真実を追求し、そこに正義を見出す人々の話だと思った。
真実を真実だと訴える。ただそれだけのことがどうしてこれほど難しいのか。
いまだにホロコーストを否定したり、信じていないと言う人も後を絶たない。
ホロコーストだけではなく、人は自分の見たいものを見たいように見る。それが時として、真実を歪曲させる怖さ。
差別主義者ではないと言うホロコースト否定論者の言葉と表情。
それは、あながち嘘でもないのかもしれないとふと思った。
自分の信じるものを信じ、それを語っているに過ぎないとしたら?
はたから見れば、立派な差別主義者だとしても、本人にはその自覚がないとしたら?
判決を決める前の判事の質問を聞き、そんなことを思った。
それにしても、大弁護団が素晴らしい。
本当にカッコいい。(容姿じゃなく仕事ぶりがね)
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