劇場公開日 2017年12月8日

  • 予告編を見る

「映画の出来栄えについての是非はともかく、ガス室があった論拠とされた...」否定と肯定 ぶるー!さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画の出来栄えについての是非はともかく、ガス室があった論拠とされた...

2018年2月9日
スマートフォンから投稿

難しい

映画の出来栄えについての是非はともかく、ガス室があった論拠とされた覗き(のぞき)窓についてのアーヴィングの反論は弱い。しかし、リップシュタットが信奉するホロコースト定説派のプレサックは、シラミ駆除室にも(防護柵がついた)覗き窓があったと書いている。

つまり、覗き窓は虐殺が行われたことの何の証拠にもならないんだよなぁ。

ぶるー!
海栗が好き!さんのコメント
2020年8月24日

プレサックの原著を読んでない人が何を言っても無駄ですよ。プレサックはガス室扉を解説する部分で「殺人用ガス室と害虫駆除用ガス室のガス密閉ドアを区別することが、【詳細な情報なしには】現実的に不可能」と言ったのであって、ある写真に示された解説には「覗き穴の内側を保護している半球状の重たい格子は、殺人的な使用と結論づけるのが妥当である」と区別しています。この裁判はプレサックの『アウシュビッツ ガス室の操作と技術』が出版されてから随分経っての裁判であり、実際の裁判でもプレサックの議論を踏まえてなされています。映画見てのとおり、アーヴィングのおっさんは、支離滅裂な主張、すなわちそれらは当時の否認論者たちのだらしない矛盾だらけの説の受け売りばかりをただそのまま自説に取り入れただけだったのです。

海栗が好き!