「醜悪な人間の姿が克明に」否定と肯定 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
醜悪な人間の姿が克明に
一般観客に、歴史修正主義者の醜悪さを伝える、よい作品だったと思います。
実際の裁判関係資料を読むと、映画的な演出が強く、重要な要素がカット気味だが。
歴史修正主義者でIFもの小説家・自称歴史家であるアーヴィングの愚かさ(と、当時のイギリス法廷の理不尽さ)を伝えるにはよいアレンジだったと思います。
感情を正当化するのに、事実を曲げてはならない。
フェイクニュースや、どこぞの元大臣のような歴史修正主義者の意見が、講演会で公然と話され、それらがSNSやまとめサイトで垂れ流される時代に、観ておいて良かったと感じました。
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