劇場公開日 2017年12月8日

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「ウェルメイド映画の総天然色の見本」否定と肯定 おかずはるさめさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ウェルメイド映画の総天然色の見本

2017年12月8日
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鑑賞方法:映画館

法廷サスペンスものとして本当に良くできている。

弁論で相手をねじ伏せる快感。
結末を知ってるのにちゃんと判決の行方にヤキモキさせられる終盤の展開(実は終盤の冒頭が一番サスペンスフル)。
依頼人と弁護士のチーム感。
法廷ものに必要な要素は、きっちり用意されている。

映画に必要なのは登場人物が成長すること。
中盤、主人公の人生感をさらっと描いた上で、終盤、おそらく主人公の人生でもっとも晴れやかな場面で、主人公の成長が描かれる。こういうシーンを見ると、映画好きで良かったと思う。
脇の美人弁護士スタッフにおいても、人生が進展したと思わせるシーンがあった。とにかくサービス満点。

エンターテインメント作品でありながら、結末を見た後は、扱われた歴史上の事件の重みを心にちゃんと根付かせる。

とにかく見に行って。絶対損しないから。

おかずはるさめ