嘘八百のレビュー・感想・評価
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中井貴一の古物商
腕が立つのに、落ちぶれた陶芸家。市井にひそんでいる書道や、紙作り、箱作りの名人たち。彼らを束ねるは、真贋の鑑定力もあり、弁も立つ骨董屋。とある一件でチームを組むことになった彼らが有名鑑定人を罠にかける。
一つの贋物の茶碗を作るのにかける手間と情熱を丁寧に見せる。
主演ふたりのキャラがいい味だしてる
タイトルから連想するほど派手な化かし合いはない。どちらかというと主演2人の関係性や復讐のための贋作作りに取り組む過程がメインになっている。
最後の贋作で騙すシーンも特に派手な仕掛けやトリックはなく、不自然な点もあって、成功したときのカタルシスはあまりなく、最後のオチも雑で「やられた」感「あちゃー」感が出せていない。
でも、主演ふたりのコンビは非常によい味が出ていて、このまま観ていたいと思わせる出来になっている。今からでも、タイトルとコンセプト変更して2人のロードムービーにして欲しいぐらいなのだが、既に続編が出てしまっているんだよなぁ。
ダブル主演・・
ちょうどいい笑いと配役
同じ穴のムジナ
歴とした詐欺なんだが同じ穴のムジナ同士だから罪悪感は薄い、にもかかわらず大金が入ってハッピーエンドの顛末を避けたのは同様のプロットの「モネゲーム」があったからか、ありがちな犯罪美化の批判とか古物業界への配慮なのだろうか製作陣の迷いが惜しい。同様の迷いはキャストにも、喜劇人を集めて、「笑って許して」と言わんばかり、これはフィクションですよと念押しが過ぎて騙し合いのサスペンス感が損なわれる。要はどちらを求めるかだが正月映画なので笑いに寄せたのだろう、プロットは上出来だが刺身を砂糖醤油で食べたような、妙な食感だった。
とても邦画的で好感がもてる
だまくらかして一攫千金や!
"嘘八百" シリーズ第1作。
レンタルDVDで鑑賞。
※注:本レビューは全文関西弁でお送り致します(笑)。
冒頭の「ありがとう浜村淳です」風のラジオからテンション爆上がりでんがな。関西人やったら琴線に触れてけぇへんわけがありまへん。浜村淳、ホンマ好きやわぁ…♪
キャスティングからして、面白さが保証されているも同然でしたなぁ…。中井貴一と佐々木蔵之介、演技達者なコンビやからこその安心感がありました。さらには、関西出身俳優勢のキャラ爆発な存在感が心底堪りませんでした。坂田利夫師匠、芦屋小雁師匠の偉大さを改めて痛感しましたわ…(笑)。
まんまと騙してくれたヤツらに仕返しするため、偽物づくりのプロたちの技が炸裂。痛快ながらも、鑑定会での小池(中井貴一)の巧みな話術の中に秘められた評価、棚橋(近藤正臣)の目利きを持ってしても素晴らしいと言わしめた贋物の茶碗づくりを通して、燻っていた陶芸家・野田(佐々木蔵之介)が本物になっていく様に見事泣かされたで…
※鑑賞記録
2020/01/25:地上波初放送
気楽に観られる
疲れて帰宅して何も考えたくない時に気楽に観られる作品でした。なんやかんや、中井貴一と佐々木蔵之介が最後に全部持っていかれるのが良かったです。あと、友近が良かった。
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