「ダニエル・エスピノーサ、要注目。」ライフ(2017) mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ダニエル・エスピノーサ、要注目。
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予告編を観たときからかなり気になっていた作品であった。ダニエル・エスピノーサ監督が宇宙空間を舞台にした映画を撮ったこと、予告編で示されたプロットの出来が良さそうだったこと、閉鎖した空間のドラマに真田広之が出演していること、などなど、いろいろなポイントがあった。
結論としては、非常におもしろかった。
最近、年齢を重ねてきて、怖い映画は敬遠傾向にあるのだが、新鋭監督がスリラーやホラーで名を上げるので、観ないわけにもいかない。
冒頭のシークエンスの長回しで、ある程度気持ちをもっていかれた部分もあって、そこからかなり好意的な目で観ていたのはまちがいない。
最初の犠牲者の映像は、「羊たちの沈黙」を想起させずにはおかない。美しいといえば語弊があるが、一幅の絵としても通用しそうなワンショットである。
そしてラスト。これは「猿の惑星」に匹敵するといえばほめすぎだろうか。
ダニエル・エスピノーサ。いつか、大きな仕事をやってのける監督だと思う。次回作も要注目である。
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