ソウル・ステーション パンデミックのレビュー・感想・評価
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尻上がりに良くなるがナニその爽やかな夜明けみたいなシメ
首都ソウルではホームレスや若者の貧困問題が切実なようで。
お父さんが…と思ったら、のネタはなかなか。
群像劇になっていたりと確かに新感染の匂いはあるが、粗さというかアニメならでは!という利点も見えず実写版より前に作ったパイロット版という印象。
こっちを先に見てから新感染をみれば良かった。
脚本が魅力的
彼氏に身体を売られそうになり、喧嘩別れをしたヘスンは街が恐るべき怪物で溢れていることに気づき…。
新感染の前日譚映画。本編との繋がりはあまりないものの、どんでん返しも人間の本質を突いた脚本にも魅力があり90分はアッという間でした。
初めての韓国アニメ
なんか終わった後「韓国っぽい」って思った。
男が泣いた。
自分が偉いって奴(新感染にもいた)。
前半逃げた檻に入った時、女のコが靴を履いてなかっただけで警備員にホームレスって思われてたけど日本のホームレスは靴履いてるイメージ。
風俗の女のコが主人公…
普通の女のコで良くない?
しかも最後にお父さんだと思ってた男が風俗店のボス⁉なんか何この話。
ずっと運良く生き残ってきたんだから最後はハッピーエンドが良かったな~
日本のアニメだったらハッピーエンドだったかも(^^)
新感染は面白かったけど、この作品にちょっと期待し過ぎた。
B級
前からずっと気になってて、やっとレンタル開始されてみたけど、終わり方は斬新だったけど、絵のテイストと動きとかストーリーどれもいまいちすぎた。
B級を越してC級ホラーだったな。
でもゾンビアニメを初めてみたからその点だけは良かった。アニメじゃなきゃ表現できないようなものを多用してくれればよかったのに、リアルゾンビの映画の方が迫力あるし、アニメにした意味がわからないって感じだったな。
感染とドス黒い社会縮図の始まり
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚アニメ。
『新感染~』でニュースでチラッと描かれていたソウル駅周辺の“暴動事件”。無論暴動事件などではなく、爆発的感染の始まりが明かされる…。
監督のヨン・サンホは本来はアニメーションの監督。なので本作が本来のフィールドで、その手腕をたっぷりと披露。
アクションやテンポやスケールはあちらかもしれないが、えげつなさはむしろこちらの方が強烈。
緊迫感や絶望感も充分だし、ゾンビやグロ描写もなかなかのもの。
キャラ造型や画のタッチも客媚びや萌えとは一切無縁で、ハリウッドや日本の超人気アニメが好きな人は間違いなく拒絶反応起こしそうだが、作風にぴったりのこのタッチがとてもいい。
えげつないのは人間模様。
『新感染~』でもクソゲスのバス会社重役が居たが、本作で描かれる人間描写は韓国社会の縮図。
貧乏人、下層階級、ホームレス…。
そういった人々への社会の冷酷さ。
見下し、突き放し、助けを求めても助けようとしない。それどころか、「失せろ、クソが!」と罵る。
本当に韓国社会や韓国人ってこうなのか…?
勿論そうではない人々も大勢居るだろうし、日本やアメリカにだってそんな連中は絶対居る。
別にこれは韓国映画云々ではなく、世界何処にでもある格差・権力の振りかざしを、極限状態下に置き換えて、人のドス黒いエゴを絡ませて、痛烈に描いているのだ。
単なるアニメーション監督じゃなく、社会派アニメーションの名に偽りは無い。
実を言うと、期待してたものとはちょっと違った。
『新感染~』でもチラッと触れられていた感染の原因が描かれるのかと思いきや、『新感染~』直前の別場所で起きた事件。感染の原因ではなく、感染の始まりといった感じ。
主人公の若い女性の声を若手実力派のシム・ウンギョンが担当し、『新感染~』での“駆け込みゾンビ”も彼女が演じていたので、ひょっとして同一人物?…など鮮やかなリンクや繋がりを期待していたが、そうでもなく。
『新感染~』の方がエンタメ度が高く、途中まであちらの方が面白いかなと思っていたら!
クライマックスで衝撃の大化け!
ヒモ恋人と喧嘩し、ソウルの街をさ迷う内にゾンビに襲われるヘスン。
そんな彼女をヒモ恋人と彼女の父親が助けようとするのだが、この父親が…!
この後味の悪さ、これこれ、これぞ韓国映画の味!
ヨン・サンホ監督にはアニメと実写両方で手腕を奮って貰って、エンタメは勿論、強烈に世に怒りを訴えていってほしい。
で、『我は神なり』は本作を上回る強烈なえげつなさなんだとか。
一体、どんなもんなんじゃ…。
追記
ちょいと調べてみたら、シム・ウンギョンの役は同一人物なんだとか。
でも、それにしては服装も違うし、こちらは最後完全にゾンビになるのに、あちらではゾンビになり始めで、ちょっと辻褄が…。
前日譚と言うから「新感染」にてウィルスが一体どこからどういうきっか...
前日譚と言うから「新感染」にてウィルスが一体どこからどういうきっかけで何故感染するようになったのかなどわかると思ったのに結局わからず終い。
主人公の女が「新感染」にて駆け込み乗車してきた女なのかと思いきやラストでしっかりゾンビになるから結局違う。
「新感染」にて謎だったホームレスの人も出てくるのかと思いきや別に出てこない。
全然話繋げてなくて幻滅しました。前日譚というからにはしっかり本編に繋がるように作って欲しいです。「新感染」とは別世界観のゾンビ作品だよ、と言えばそれまでですがだったら前日譚とかいう触れ込みをしないで欲しいです。
ただ社会派、風刺ものとしては良かったと思います。そこを強調してほしかったです。
危機的状況における人間の醜さ
「新感染」の前日譚
ゾンビの始まり
もちろん、ゾンビは怖いんだけど
このシリーズは
「危機的状況における人間模様」を観るのが面白い
ホームレスの話には誰も耳を貸さないとか、生きるか死ぬかって時に、身勝手な欲望を満たそうとする人間とか
権力を振りかざそうとするおっさんとか
国は国民を守ってくれないとか
その上で、良い人間が必ずしも助かるわけではない
っていう、この世の理不尽さも描いているところは「新感染」にも通じるところ
主人公の女の子の声をシム・ウンギョンが演じてて、それが「新感染」にちゃんと繋がっていくのも面白かった
余談だけど、このシリーズを見ていると
「ドアは必ず閉めようね」って思う(笑)
もう、ひたすら、「ドア、ドア、ドア!!」って、ドアばかり気になってた
でもなぁ、結局のところ、最後の最後で自身のエゴを押し通そうとするあたり、一番恐ろしいのは、生きている人間だったりする
結局、原因不明だけど…。
すんなりソウル駅につながるかと思いきや…終盤はまさかの展開。
ホームレスやら住宅事情やら貧富の差やら、およそゾンビネタに似つかわないストーリーにビックリ。さすがコリアンムービー。アニメでもあなどれず。市街戦になった時の背景な人達の描き方が紙芝居みたいなレベルだったのが気になったけど…。
しかしどうして韓国映画の登場人物は腐った人達ばかりなのかしらん。
鬼気迫らない。
感染源は不明ながらソウル駅のホームレスから拡散するゾンビに襲撃される風俗嬢と、パニックの中彼女を探すその恋人&父親の話。
新感染の前日譚という位置付けとのことだけど、正にその通りで数日前のソウル駅を舞台にした単なる別バージョン。それ以上でもそれ以下でもない感じだし、感染が始まった原因とかいう謳い文句は嘘っぱち。何も明かされないし、寧ろ新感染の方で言っている。
パニック状態ではあるのだろうけど、悪いことは全て他人のせい、何で自分が、自分だけはという国民性が全開の為に通常運転にみえてしまうし怖さを感じない。
終わり方だけは嫌いじゃないけれど、意外性があるという程の展開があるでもなく、何よりもダラダラとテンポが最悪。
こちらが先なんだろうけど、新感染を観賞済みならみる必要ないんじゃないかな。
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