「迫り来る絶望!彼女に朝日は届くのか・・・」ソウル・ステーション パンデミック ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
迫り来る絶望!彼女に朝日は届くのか・・・
「新感染」の前日譚ということで、ソウルステーションに何があったのかってのが、上手く描かれている作品だと思います。面白かった。
主人公が元風俗嬢っていう、もともと影があると言いましょうか。底辺っていう言い方は失礼かもしれませんが、とにかく普通ではない絶望感を抱いている人が、さらに絶望に見舞われるって感じかな。 そして、さらに彼女は弱い。泣きながら逃げることしかできないってのも、一層絶望感を引き立ててるんじゃないでしょうか。
とにかくこの作品には全く希望が感じられませんでした。 唯一、自分を探してくれる父親と出会うことができればってのが希望って言えば希望だったのかもしれないけど・・・。 この辺は、さすが韓国映画!容赦無しっていう感じで自分的に大満足でした。
作品全体からは、まさに破滅に向かって一直線って感じ。
ただ、アニメの出来としてはどうでしょう?
日本のアニメ技術ってホンッとすごいなって納得するほど、質的には、不満が目立つ作品でしたが、ホラー作品としては、楽しませてもらった一本です。
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