「爆走前夜に何があったのか?」ソウル・ステーション パンデミック syu32さんの映画レビュー(感想・評価)
爆走前夜に何があったのか?
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レンタルDVDで鑑賞。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」の前日譚。
韓国のアニメを初めて観ました。
本作で感染爆発が拡大して行く経緯と、「新感染」で特急列車が発車しようとする頃、ソウルでは何が起こっていたのかが明かされました。
製作順としては本作の方が先ということで、完全に本編のパイロット版という感じ。まさに出来の良いプロローグだなぁ、と…。ここから実写映画に繋げようとした発想に拍手!
本編はアクション重視でしたが本作は恐怖描写重視。ひたすら追い掛けて来る感染者の群れ。どこに行っても湧いて出て来る…。列車の中じゃなくても人間に逃げ場は無し…。
そんな混乱に満ちた市内をサバイバルする女の子が主人公。彼氏にネット売春させられそうになるほど困窮しております。感染拡大の要因となるのもソウル駅に住むホームレスたちでした。駅員に助けを求めても取り付く島も無し…。
韓国の社会情勢について詳しくはありませんが、相応の風刺が籠められているのかなと感じました。軍による街の封鎖、感染の疑いのある人々の封じ込め作戦は狂気の沙汰。戒厳令が発令される中、感染者の数は増大する一方。絶望感も急上昇!
ラストのあっと驚く展開に度肝を抜かれました。
こういう作品でそれ持って来るかぁ…みたいな(笑)
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