劇場公開日 2017年9月30日

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「危機的状況における人間の醜さ」ソウル・ステーション パンデミック とえさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5危機的状況における人間の醜さ

2017年10月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「新感染」の前日譚
ゾンビの始まり

もちろん、ゾンビは怖いんだけど
このシリーズは
「危機的状況における人間模様」を観るのが面白い

ホームレスの話には誰も耳を貸さないとか、生きるか死ぬかって時に、身勝手な欲望を満たそうとする人間とか
権力を振りかざそうとするおっさんとか
国は国民を守ってくれないとか

その上で、良い人間が必ずしも助かるわけではない
っていう、この世の理不尽さも描いているところは「新感染」にも通じるところ

主人公の女の子の声をシム・ウンギョンが演じてて、それが「新感染」にちゃんと繋がっていくのも面白かった

余談だけど、このシリーズを見ていると
「ドアは必ず閉めようね」って思う(笑)
もう、ひたすら、「ドア、ドア、ドア!!」って、ドアばかり気になってた

でもなぁ、結局のところ、最後の最後で自身のエゴを押し通そうとするあたり、一番恐ろしいのは、生きている人間だったりする

とえ