劇場公開日 2017年10月28日

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「貴方の為なら何でもするよ」彼女がその名を知らない鳥たち ウィリーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0貴方の為なら何でもするよ

2019年11月4日
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この映画の主人公、陣治扮する阿部サダヲの愛が純愛という人もいるようだけど、全く違うと思う。
この映画に出てくる出演者全てが利己主義。でも、世の中こういう恋愛こそ素晴らしいとされてしまう世の中。どれだけこの世は病んでいるのだろうと思う。
献身的だと言えばそうなのかも知れない。けれど、この映画を観て考えて欲しい。愛は無条件で相手に見返りを求めないという事が絶対。それを基準で考えるならば、これは愛ではない。と強く思っていたよ。

最後の最後で愛を観ることが出来る。
愛って難しいけれど、解りやすくいうと親子が毎日おはよう~おやすみなさいと言って、翌朝を無事に迎えられること。
親子も男女も実は同じ愛だったりする。

それが、大人の自由な男女関係の恋愛ともなると...。

そんな事が沢山描かれていて、とてもおもしろかったし、考えてさせられた。

ウィリー