「共感度82%」彼女がその名を知らない鳥たち じゃがさんの映画レビュー(感想・評価)
共感度82%
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”共感度0%”
とありますが、十和子には、女性としての恋愛観では単純に共感するところがありました。
いつもの、想像してるような蒼井優ではなかったです。
松坂桃李はいつの間にか大人になって…という感じでした。
陣治のことすごい下劣な暴走男だと思ってたけれど
全然そうじゃなかったですね。
「黒崎さんに二度と会われへんようになってしもたやないの」
十和子が黒崎を殺したことを思い出す描写、そこから水島を刺すところ、その辺の表現はすごかったです。
監督さんのことは好きになりました。
これで終わるか?と思って時計を見たら、まだ30分もある。
そこから最後30分は泣きっぱなしでした。
陣治、どれだけ十和子を愛していたの?
その愛が、痛くて、痛くて、泣きました。
”あなたはこれを愛と呼べるか”
陣治の思いを、愛以外だったら、じゃあ何だというの?という感じでした。
でもただのいい人じゃなくて、やっぱ狂ってはいると思う。
十和子も十和子で、黒崎のこと本当に愛してたんだと思います。
まあ狂ってはいるけど。
自分にとっての、身の程の、幸せが何か?は見極めないといけないですね。
十和子、落ちた陣治の方じゃなくて鳥を見つめてるってサイコパスなの?
彼女が知らなかったその名は何かって
単純に「陣治」か。って思ったけれど
それをなんと読むか、なんですね。
やっぱり「幸せ」なのかなあ…
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