「登場人物の「最低さ加減」がリアルでクル」彼女がその名を知らない鳥たち 猫シャチさんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物の「最低さ加減」がリアルでクル
他のレビュアーさんも仰るように、登場人物みんな最低で救いがない。でもその最低さ加減のひとつひとつが「こんな女(男)いるいる!」という感じで妙にリアルなんですよね。登場人物に共感する事はほぼ無理なんですが、このリアルさが他人のしょーもない人生を覗き見しているようで、グイグイ引き込まれる。中盤まで進んでも、これは恋愛劇なのか、ミステリーなのか、あるいは人間ドラマなのか・・お話がどう決着するのか予想がつかず、「私が今見てるこれは一体なんなのだ?」という不思議な感覚が癖になる。
あと、蒼井優の関西弁が可愛くていいですね。ベッドシーンも露出は殆どないのに魅惑的で、芸能界きってのモテ女と言われるのも納得です。
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