ジュラシック・ワールド 炎の王国のレビュー・感想・評価
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賞味期限
動く恐竜を観るのは楽しい。
ただ、どおにも、マンネリ感は否めない。
シリーズ当初、その動く恐竜は衝撃的でその感動は忘れられない。
TREXの獰猛さや凶悪感、何よりその重量の演出にワクワクした。
今作が初体験ならば、面白いのかとも思う。
ただ、どおなのだろう?
最早、今は…珍しくないのだ。
他の作品でも体験できてしまう…。
そんな現状を反映してなのか、本作は色々と詰め込まれてる。
遺伝子操作の話だったり、絶滅危惧種の話だったり…クローン技術や、手に余る程のテクノロジーの話だったりと。
恐竜自体もハイブリッドで、新種。
最早、恐竜ではなくモンスターの類だ。
なもので…今作自体も色々混ぜ合わせれて、ジュラシックワールドのブランド枠は、もう過去のものなような印象だった。
人気ある恐竜を紹介するカットも、いちいちハナニついてしまう。いわゆるサービスカットではあるのだが…あからさまなのだ。
映像は確かに進化もしてるのだろうが…やはりストーリーを堪能できてこそのような気にもなり、以前のように「恐竜すげえ!」が売りにならなくなった今を感じる。
今作のラストは、恐竜と共存する未来的な一言で終わる。
何を指してるのかがはっきりとしない。
生き残った11種が繁殖するのだろうか?
もしくは火山の噴火から生き延びた種を指すのだろうか?
主人公は言う「そのボタンを押したら終わりだ」と…この恐竜たちを逃すと未曾有の出来事が始まるとも取れるけど、噴火から生き延びた種がいるなら、もうどおでもいい選択なのである。野良恐竜はもう世に放たれてる。
色々ちょいと大人の事情が絡み過ぎてて、思いがけず退屈な感想を抱いた。
次作は増えていく恐竜を駆逐する話しなのだろうか?地球上の覇権を賭け、生存競争になだれ込むのかなあ…。
「動く恐竜」なんて男の子の夢しか詰まってないような映画だったのに、そんな続編はあまり観たくないなぁ。
最初のとこで、こいつが悪役だろ。ってなんとなく分かってたけどやっぱ...
最初のとこで、こいつが悪役だろ。ってなんとなく分かってたけどやっぱり悪役だった...😓ちょっと、想像が出来ちゃっていい意味での裏切りが少なかったなぁ😓
先へと進んだ
個人的に、映画にたまに出てくる「登場人物が一時の感情の波に流されて愚かな決定をしてしまう展開」は大嫌いだし見ていて苛々してしまう。
だから今作のあの場面も最初は受け入れられなかった。
レビューを読んでいても同じ感想を持たれた方は少なくないように思う。
しかし、最後のマルコム博士のスピーチを聴いて考えが変わった。
あの決断はなくてはならないものだと、むしろあの展開を描くためにこのシリーズはあったのだと、そう思うようになった。
あの展開に納得できない方は彼のスピーチにもう一度よく耳を傾けてほしい、言いたいことはそれだけなのだけれど、あえてもう少し語らせて下さい。
注目すべきは、決断を下したのは“彼ら”ではなくて“彼女”であったことだ。すべてはこれに尽きる。
“当事者”である彼女が、まさに恐竜たちを代表する形で下した選択に対して、「責任は誰が取るんだ」などと批判するのは“部外者”である我々にはお門違いなことだ。
あえて言うなら責任は我々人間にあり、その結果が身に降りかかってきたに過ぎない。
このように、生命の尊厳を踏み躙ってはならないと、生命はどんなに抑圧されようとも新たな道を見つけるのだと、シリーズを通して語られ続けてきたテーマが一層はっきりとした形で我々に突き付けられたように思える。
今作では恐竜がひたすら痛めつけられてかわいそう、という感想も多いが、それも、このラストを盛り上げるための準備であったということだ(それにしてももう少しのびのび生き生きとした恐竜たちを見たかったというのは同感だが)。
さらに言うと、今作は傍観者であった観客を“ジュラシック・ワールド”へと引きずり込む役割を担っているようにも思う。
先ほど、「責任は誰が取るんだ」という感想にも触れたが、我々は誰かが責任を取ってくれること、そのようにして問題が解決されることを願っている。
しかし、それだけで全てが丸く収まる時代ではもはやない。
前作までのように(『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』の後半のように例外はあるが)、ある建物から逃げ出せれば、ある島から脱出できれば、それでもう安心・安全という訳ではない。悪い科学者や富豪が何人か恐竜に食われたから、めでたしめでたしとはならない。
遺伝子組換え、ゲノム編集、クローンやデザイナーベイビーをめぐる倫理的問題etc.
既に人類は恐竜を創り出す以上に神の領域に手を出してしまっている。
後戻りはできない。今はもうそんな時代なのだ。
我々は、主人公が危険な目に遭うのを安全な場所から眺めていることはもう許されない。
“恐竜”は今ここに放たれた。
共存か対立か。それともさらに別の道があるのか。
次作を期待して待ちたい。
「ようこそ“ジュラシック・ワールド”へ」
噴火から逃げるクリプラ
Miレカペやってる横を通り過ぎてジュラシックに。前半火山噴火から逃げるシーンは、恐竜にまみれながらクリプラ達が走る逃げる〜大迫力でさすが面白い。
後半は雨とお屋敷を背景に久しぶりに恐竜達が怖かったです。
前作のブルーはいいキャラですね。今回もクリプラは頼もしいし、他の仲間も良かった。
エンディング後のシーンはラスベガス?次回作へ続くのかな?
こうきたか
恐竜の生命を悪戯に復活させ、ましてや金儲できるほど人間の手に負える相手ではありませんよ...って第1作目で分かったはずなのに懲りない人たちのお話。と思って観ました。
内容的には、後半は急にスケールダウンし、ホラー映画的な展開があったり恐竜がエイリアンみたいに見えたり...なかなか面白かったです。ある意味。
タイトルの意味はそういこうとだったのか!最高
ただのアクション要素だけではなく、我々の現実世界(2018年、混とんとした世の中)をうまく映そうとし、鑑賞者が深く考察できるような傑作だと思います。
工業や人工知能などの目まぐるしい発展により、それで生じる悪影響(環境問題など)があるということはいろいろな映画やTV番組で表現されています。
もちろん、この映画にもそれはうつされているのですがただそれだけではないのが本作のすごいところ。
つまり発展してえられる価値自体が、善い価値ではなく悪い価値にもなりうると問題提起しているところ。
→私が具体的に例をあげると「サプリメント」。
サプリメントは科学により栄養素を凝縮したもので、健康的なプラスの面が多いようだが、実はあまり人によっては効果がなかったり、むしろ添加物などで負のリスクを蓄積していたりもする。
実体験としては消化不良で体調不良になった経験もある。
本作では科学の力で恐竜をDNA操作によって良かれと思って創造したものが猛威を振るうストーリー。
人も死ぬ。
ただしその付加価値を悪い価値ととるかは孫娘の「クローンにも心がある」という言葉通り、未知数。
上の例でいうとサプリが効く人もいる。
ラストの「われわれは恐竜たちと共存していかなければならない。ジュラシックワールドへようこそ」には鳥肌がたった。
実生活に入り込んでくる恐竜たちに殺されないように、かといって殺さないように生きていこうと思います。
またよりよい価値を作り出さない人も本作では食べられて死んでしまうので、慎重にやる仕事を見定めていきます。
最後にトリケラトプス?が空を自由に飛んでいるところを見ると、あらゆるリスクや猛威が高まっているのではないかと考えさせられるところだった。
インフレ?
最近思うのですが、こんなにずっとハラハラとかドキドキとかを詰め込まなくてはいけないんでしょうか?
確かに面白いのだけど、ちょっとお腹いっぱいというか…
前後半に分けて、予告では後半には触れないというのはとっても正しいやり方だと思いました。最近の予告は見せすぎ。
まぁ、ブライス姐さんのド迫力ムッチリボディが躍動するところを見られるだけで100点は出ちゃってるのですが。
そして、とはいっても次作にワクワクですよ。
恐竜映画→怪獣映画に成り下がった...
火山から恐竜を救う前半はスリル満点!「さすがジュラシック!」とハラハラドキドキ。脱出際の煙に覆われて行くブラキオサウルス?の姿にも感動したけれど...。
後半の屋敷の展開は退屈。ハンターのオッサンのあまりのアホさに呆れ。最後のボタンに至っては腹立たしさすらあり。どう考えても恐竜放しちゃダメだろ...。
そして必要以上に少女を狙い、やたらと手先の器用さをアピールするインドラプトルに辟易。これ別に「ジュラシック」でやらなくても良くない?
現代に恐竜が蘇ったら...と言うリアルさに感動した「恐竜映画」から、怪獣が屋敷で人を襲う「怪獣映画」に成り下がってしまったなぁ...と言う感想。期待大だっただけにガッカリ。
久々に見返したけどやっぱりソリの合わないストーリー展開。屋敷での展開でスケール感も小さく、無責任なラスト。次回作で持ち直して終わってくれることを期待。
タイトル回収
前作よりもハラハラする場面が多く楽しく見ることはできた。
ブルーたちラプトル4姉妹の小さい頃も大変可愛かったしオーウェンとの絆については前作よりより感じる場面が多かったと思う。
また前半のスケールの大きさやテンポの良さは大変満足!
が、しかし後半はあれでいいのか??
人間がめちゃくちゃなタイミングや自分の保守のために恐竜を放ち全く無関係な人間に牙を向く世界になり…
人間がまいた種なので頑張りなさいなって感じなの?
3作品目がどうなるのか今から楽しみでもありちょっと怖くもある。
ここまで来ると共存か壊滅しかない気もするが共存ENDはやだなあと思う
島を出たら。。。
1作目から25年が経ったようだ。だがあの1作目の衝撃は忘れられない。映画がすべてを獲得した瞬間に立ち会ったと思ったものだ。
ジュラシック・ワールドを営業していた島が火山の噴火に見舞われるという。その島にいる恐竜を救うべきか否か。
人類とは別の生物が出てくる作品に、アメリカでは必ずといっていいほど悪人が出てくる。それが世の中だと思うし、ある種リアルな世界観なのだろうけど、観ていてすごく残念な気分になる。
出てくる悪人は、これも必ず金儲けが目的になっている。そういう設定でドラマを編むことができないとしたら、それも残念な話である。
J.A.バヨナ監督は相当頑張ったと思う。ただ視野が狭くなっていく脚本には苦労したと思われる。火山のシーンがよかっただけに余計そう思う。
3作目があるそうで、今度はコリン・トレボロウが監督をつとめるらしい。さて、どう決着をつけるのか。
早くも次回作が楽しみ!
相変わらず、人間の知恵をシニカルに批判的に描き出した秀作。単純に娯楽作品として見ても、スリリングで楽しい。
でも、この結末では、次回作が想定されてると思うのが普通。あと何作続くのか⁈
早くも次回作が楽しみ!
過去に学ばない人間の愚かさと受けるべき報い
面白かった!!
最後はちょっと感動してウルっときたわ
前作で、恐竜たちが反乱を起こし、パークが壊滅してしまった島
その島の噴火により、恐竜が絶滅の危機に
そこで、オーウェンとクレアは、ヴェロキラプトルのブルーを救うために島へと向かう
しかし、島では「金儲けのため」に、人間たちによる恐竜の乱獲が行われていた
その人間たちによる恐竜の乱獲というのは初めてのことではない
「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2」でも、金儲けのために乱獲をしていた
その時、人間たちはTレックスを本土に上陸させるが、ジェフ・ゴールドプラムによって人類は救われる
しかし、20年の月日が経ち、ジェフ・ゴールドプラムの警告にも耳を傾けず
人類はまた同じ過ちを繰り返すのだ
まず、この映画が、前作の「ジュラシック・パーク」シリーズにオマージュを捧げつつ、この作品とつなげていて「全く進歩しない人間」を描いているところが素晴らしいと思った
だからこそ、人間は過去に学ばず、目先の利益に目がくらむ愚かな生き物であり
「遺伝子操作」というパンドラの箱を開けた結果、その報いを受けることになるという話に説得力が出て来る
もしも、それが本当にパンドラの箱で、どこかに希望が残っているとすれば、それはオーウェンとブルーの絆に残されているのかもしれない
最後にメイジーがくだした決断には、思わずウルっときてしまった
新たな命を作り出した人間には道義的責任があり、命あって生まれてきたものたちには、自由に生き延びる権利があるのだ
この映画の影や音の使い方を観ると、恐竜映画でも、怪獣映画でもなく、ホラー映画寄りなのは監督がダークな世界が得意なJ・A・バヨナだからだろう
とても重要なのポイントに子供を使っているのも彼らしいと思う
これはどう観ても、神の領域を犯した人間たちへの警告であり、
神の気分になった王国の主に対する Fallen Kingdom なのに、邦題が「炎の王国」になってしまったのはとても残念だった
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