「吹き替えの配役が事故レベル・・・」ジュラシック・ワールド 炎の王国 よんしんさんの映画レビュー(感想・評価)
吹き替えの配役が事故レベル・・・
観なきゃな~、と思いつつ観ずにいたのがテレビ放映をするというのでやっと観ました。
で、いまやマンダロリアンの監督も務めたロン・ハワード監督の娘であるブライス・ダラス・ハワードの吹き替えの木村佳乃さんの声に違和感を感じつつ、まあ観てれば慣れるだろうと思っていたら、クリス・プラットの声が玉木宏じゃないすか!
なんじゃこれー!とてもじゃないけど玉木宏の特徴的な声じゃクリス・プラットが話しているようには聞こえない!と非常に強い違和感を感じながら観進めると、傭兵のリーダーの声が桐生一馬でおなじみの黒田崇矢さんじゃないすか!
これまたハゲで渋い傭兵のオヤジの口からはとても出てきそうにないカッコいいキザな声で、しかも声質が玉木宏とかぶるので、いったいどっちが話しているんだかわからなくなる始末・・・。
これ、誰か気づかなかったのかなあ。
そんなこんなで声に翻弄されながら観ていくと、個人的にはジュラシックパークの中では一番楽しめた内容ではありました。(というか、今までの作品すべて恐竜の映像以外は楽しめなかった。)
最後、土砂降りの雨の中の大アクションだったはずなのに、ものの数分のうちに雨がカラっと止み、全身びしょぬれだったはずの主人公たちは、汗もかかず髪もぬれず、Tシャツに汗がしみる程度になったのは、戦っている間に一瞬で舞台も昼夜も逆転する日本の特撮ヒーローものへのオマージュなのか?なんてことは微塵も思いませんでしたが、今までにないSF的要素や、ロストワールドを踏襲しながらの新しい展開の終わり方は、今までのただの追いかけっこだったジュラシックパークのシリーズをあまり面白いと思わなかった私にとってはちょっと楽しめる展開でした。
次回作にはいよいよ怪優サム・ニールが復帰するということで、ちょっと楽しみになりました。