劇場公開日 2018年7月13日

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「「このシリーズ毎回同じことしてるよね」を払拭した作品」ジュラシック・ワールド 炎の王国 Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「このシリーズ毎回同じことしてるよね」を払拭した作品

2018年8月4日
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ジュラシックシリーズは毎回同じことの繰り返しで詰まらん。と私の友人各はよく言う。まぁその通りかなと思う。テーマは命の重さと科学の過信は破滅を呼ぶというものだが、パニック映画としてはほぼ毎回同じことをしており単に恐竜を見るのが目的の映画になりつつあった。
久しぶりの新作だった前回のジュラシックワールドで映像の進化と旧シリーズの常識にとらわれない展開であらたなファン層の開拓に成功したものの、やっぱり中身は同じでなんとなくマンネリ感があった。
本作ではその辺りがかなり変わったというか、下手をすると決別したような印象がある。
大筋はロストワールドとほぼ変わっていないのだが、テーマである命の制御と科学の過信、そして破滅をかなり全面に押し出してきており、重く描写されている。ラストの選択では賛否両論あるかもしれないが、あれこそがこのシリーズのテーマそのものを表した行動であったように思える。

Ko Fu