「シリーズの面白さの再発見」ジュラシック・ワールド 炎の王国 shosho5656さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズの面白さの再発見
ジュラシックパーク・シリーズはUSJでも看板貼ってたぐらいの
有名作品だが、3まで見ていて特に自分の中でコレと言った印象がなかった。
当然前作のジュラシックワールドも興味が持てず、たまたまCMで見た恐竜が可愛いなぁと思って重い腰を上げて観に行った。
特に高い期待などはしていなかったが、いい意味で裏切られた。
人をも殺せるような上位生物と人間の交流というのは本来ありえないことだ。だからクマやトラなどの生物と人間が懐くというのは、それだけで話題になる。何故だろうか?
そこには我々の本能的な恐れが潜んでおり、それを克服したいという「願望」があるのではないかと思う。
そして自分に従順である動物に対して安心感を懐く。
本来凶悪極まりない性質の動物が懐くほどギャップがあるだろう。
こういう交流物はE.Tやフリーウィリー以来だろうか。とにかくブルーが可愛いの一言に尽きる。ブルーが可愛いから見てくれ!これに尽きるのだが、それだけだとレビューを書いた意味がないから少し内容に言及する。
まずハモンドという旧作を見ていたら聞き覚えのある名前や、序盤のT-レックス(予告で出ていた)など従来のファンのためのサービスが盛り込まれてて流石ロングランシリーズだけある余裕を感じた。
このトリビア故に前作や旧作の見直しがしたくなったのは、映画好きならわかるはずだ!
続いてBGMなのだが、これはシリーズを通してお馴染みのやつだ。この曲が絶妙にマッチしていてやはり、観て良かったと再認識させられた。徐々に控えめに始まり、急に雄大に展開していくこの曲は物語への期待感を嫌が応にでも高めてくれる!これに映画館のスクリーンのデカさが加わって没入感が半端じゃなかった。4Dで観たらさぞや良いだろうなとは思った。
最後に、繰り返しになるが、このシリーズのファンではないが興味を持っている人へ言いたい。迷っているなら、是非観て欲しい。
これを観たらあなたは間違いなくジュラシックパークシリーズに興味を持つ。現に自分がそうだ。シリーズファンを増やす製作者たちの企みにまんまと踊らされることになった。だが、それも悪くないと思えるだけの出来だ。