劇場公開日 2018年7月13日

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「良いと思うよ?」ジュラシック・ワールド 炎の王国 flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0良いと思うよ?

2018年7月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

シリーズモノとして、ちゃんとお約束は果たしていて期待どおりのモノを見せてくれる映画。

この3部作を基本とした1と4、2と5の構造に相似性を持たせるという手法、スターウォーズでポピュラーになった感があるけど、前半を島で後半を人間社会での攻防、という構造はモロに「ロストワールド」を意識してる。
でも子役の女の子って最初の「ジュラシックパーク」以来じゃなかったっけ?、後半の屋敷内でのシークエンスも「ジュラシックパーク」っぽいな、とか思いながら見ていた。

そしたらラストでまさかの展開が。
これどうすんの?次作はどうなっちゃうの?と愕然としたけど、最後のマルコム博士のセリフでハッとした。
そういやそれ、このシリーズが始まった時からのテーマだったわ。そのテーマをここで全解放した、というわけか。
ラストのマルコム博士がドヤ顔で、いやあんたの手柄じゃないから、とツッコみたくなったけど(笑)、その引き金を引いたのがあのキャラ、というのも意味深というか、むしろ彼女でなければならなかったわけだ。

そして本作でようやく「ジュラシックパーク」から離れた「ジュラシックワールド」が始まる、というわけね。

分かりました。次作を楽しみに待ちます。
そしてこころして見ます(^-^*)

スターウォーズもまさにそうだけど、シリーズが続くと「お約束」の縛りがだんだん強くなり、そのお約束をきっちり守って作るとマニアックなファンからはそこそこ評価されても、ワンパターンという誹りも受けるようになる。
で、その「お約束」をご破算にする程のことをやると、ある種のファンからは"取り乱してる"と言いたくなるほどの怒りを買う(笑)

自分はスターウォーズの「最後のジェダイ」をシリーズ最高傑作と思ってるけど、このジュラシックワールド「炎の王国」も、同じような意味で傑作の評価をしたい。

…ま、次作が大変だとは思うけどね(笑)
期待して待つよ。

flying frog