劇場公開日 2018年7月13日

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「恐竜達が美味しそうに人間どもを食らうシリーズ中屈指の異色作」ジュラシック・ワールド 炎の王国 よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0恐竜達が美味しそうに人間どもを食らうシリーズ中屈指の異色作

2018年6月17日
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鑑賞方法:映画館

前作の大惨事後放置されたままのヌブラル島にある火山が噴火の兆候を見せていた。恐竜達を救助しようとするボランティア団体のリーダーとなっていたクレアはロックウッド財団のイーライから恐竜達を別の島に移して保護したいので協力して欲しいとの依頼を受け、オーウェンらとともにヌブラル島に渡るがほどなく火山は噴火し島が次第に炎につつまれていく。

今回監督に抜擢されたJ・A・バヨナの作家性がぐっと前に出た結果か、本作は全5作のシリーズ中で頭一つ抜きん出た異色作。本作では恐竜達がとにかくキュートで、一方の人間達はほぼ脇役というか恐竜達のタンパク源、お腹の空いた恐竜達にパクパク食べられます。今回初登場の少女メイジーと前回から続投のヴェラキラプトルのブルーがほぼ見せ場をかっさらっていて、特にブルーが見せるクライマックスでの勇姿では拍手喝采。今回メイジーが一瞬で大風呂敷を広げて見せるのですが、まぁキュートだからしょうがないねと観客一同納得してしまいました。さてこの大風呂敷どうやって畳むつもりなのか興味津々です。

よね