「捨てる神あれば拾う神あり」ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
捨てる神あれば拾う神あり
映画が赤字でコケたから駄作と決められないことは、『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』他、初期のジブリ作品から我々は学んでいる。
今作は、原題が『 THE MUMMY』(ミイラ)であり、死を超えた存在の誕生の物語。世界の常識を覆すような、科学という未熟な概念では解明不可能なことに際どく触れていて、まるで宮崎駿監督作品を実写化したような、画の芸術性の高さ、会話の面白さ、程よい怖さと格好良さがある。
『ミッション:インポッシブル』シリーズの無敵で出来過ぎるイーサン・ハントとは全然違う普通の人であるニック(トム・クルーズ)が主人公でハラハラドキドキ感を楽しめた。
少し強引であったが三角関係のような恋愛要素もある。
知的な考古学者ジェニー(アナベル・ウォーリス、声: 沢城みゆき)や、現代に蘇ったエジプトの悪しき王女アマネット(ソフィア・ブテラ、声:ベッキー)が魅力的であった。
ラッセル・クロウが扮するヘンリー・ジキル博士も面白いキャラクターであった。
ラストは、包帯グルグル巻きのミイラ姿のイケメンが仲間と一緒に馬で駆けていくシーンが素晴らしい。
続編でバンパイアや人造人間、さらに日本の妖怪達が登場して、大スペクタルになって今作が 改めて評価される時が来ることを願う。
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