スプリットのレビュー・感想・評価
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あんまり…
怖くはなかった。
スリルというよりはサスペンス?
どうなっていくんだろうという興味の方が強かった。
つまりは、そういう恐怖を煽るような演出は無かったのだ。
対象が対象なだけに社会派的な要素を孕まずにはおられないんだろうけれど、もうちょい振り切っても良かったんじゃないかなあと思ったり。加害者を描くよりは、被害者を描いてたようにも感じる。
でもってその被害者が、軟禁されてるだけで、ちょいとしたスキルにも長けているので、どちらかというと安心して観れてしまう。
まあ、その被害者の過去も幸せな感じではないので、この後なんか派生してくのかなあと思わなくもないが…。
なんだかラストにも15年前の事件も引き合いに出され、おいおいってキャストが顔をのぞかせるので、続編の構想があるのかもしれない。
…それならそれで、ちょいと興味はある。
多重人格という症例は、題材としてはすこぶる魅力的だと思う。
セザンヌの絵以外、まったく興味がわかない。
"シックス・センス"という姑息な作品がまんまとヒットしてしまい、「現代のヒッチコック」って言われるのを否定せずに受け止め(w)
調子に乗って、重要な役で本編に出てみたり。
ラストでびっくり映画を期待する観客から逃げられなくなってしまい、その後は巧みなメタファー、しっかりしたテーマのある映画を撮ろうと、「ラストがつまんない!」と、一般客だけではなく、プロの批評家さん達にまで伝わらず、不当な評価をされ続け。
鬱憤がたまって、思わず「レディ・イン・ザ・ウォーター」で批評家批判をしてしまい、「大失敗!」と烙印を押され。
どんどん泥沼から抜け出せなくなり、「よし、こうなったらファンタジーや!ファンタジーやったら、どんでん返しとか期待されへんやろ!」って、(私は好きですが)"エアベンダー"を撮るも、ファンタジーにまで「ラストにどんでん返しがない!」と、ファンタジーですら、ラスト、ラスト!ってうっさいくらいに言われ、「マジか!?どないせーちゅーねん」な彼。
ええ、彼とは勿論、M・ナイト・シャマラン監督です(笑)
私が偏愛し、柱の陰からこっそり観察しているM・ナイト・シャマランの最新作。
『スプリット(2017)』
原題 Split
「シックス・センス」以降、うろうろ、ぐるぐるして迷走したあげくの、元サヤ「シックス・センス枠」に置きに行った前作『ヴィジット』が、そこそこの評価を得て。
シャマラン復活!とか言われております。
いやいや、そんなシャマラン観たくなかった!がっかりだよ。
いままで通り、自分の好きな奇妙奇天烈な映画を全力で撮ってほしかった!
そして重要な役を、ぜひぜひ監督自ら演じていただきたいんです(笑)
例え、みんなに批判されてもです!
本作、アメリカでは公開3週間連続1位かなんかです。
なんか、「シックス・センス」「サイン」に次いでの興業成績らしいですよ。
やべ、シャマランのドヤ顔が想像できるw
しかし本作自体には、あまり興味が持てないというか。
シャマラン監督曰く「アンブレイカブルは3部作」とのことなので、最終章につなぐキャラ紹介のような感じに受け止めました。
※アンブレイカブルはもっと評価されていい作品だと思いますけど。
主役ケビン役のマカボイさんも、多重人格の23人+1全キャラを1人で演じ分けるかと思ったら、6人?だけなんですね(あ、動画で出てたか)。
そんなケビン(マカボイさん)VS女子高生の戦いin密室です。
主人公一人だけ、何故か下着姿にならなくて。
あぁそれが言いたかったのかと。
ちょっと雑(笑)
ラストで、あのお方も数秒登場しますよ。
いやー、老けましたね!
で、このケビンなんですが、「アンブレイカブル」のあるシーンで、主人公ダン(ブルース・ウイルス)に軽く接触しながら、母親に手を引っ張られながら通り過ぎていく少年の成長した姿だと思うのですが、どうなんでしょうか?
あの時サイコメトラー的な能力で、少年が虐待されていることを知るじゃないですか。
ただどうしても、気になるシーンがあって。
それは主人公ケビンを担当している精神科医が、美術館である絵の前で微笑むシーンです。
あれ?どっかで見た絵だ。と思って、古い画集を捲ったら「セザンヌ:大水浴の図」でした(多分そうです)。
何故、精神科医は、セザンヌを見上げて微笑むのだろうか。
映画の中には、よく絵画が登場します。
「007スカイフォール」には、ターナー作「解体されるために最後の停泊地に曳かれていく戦艦テメレール号」が登場しますよね。
引退する戦艦に、自分を重ねるボンドの図。
映画の中の絵画には、かならず意味がある筈です。
なんなんだろうか。ちょっと考えてみます。
あ、主人公のアニヤ・テイラー=ジョイちゃん。
やっと『ウイッチ』が日本公開となりますねー。
最近珍しい1970年代のモダンホラーの雰囲気あり。
なかなか良いですよー。
ただわーきゃーな最近のホラーに慣れたネット民には、評価低いでしょうけどねw
今後、注目していきます!
※なんでわざわざ、某有名小説と同じ24人の人格にしたか?
だって、某有名な小説でイメージ足されるじゃんー。
低予算ですもの。観客の方で勝手にイメージ足してくれるから、楽!パクリって言われるリスクより、手間暇リスクを省きたいのじゃ!だって手間暇かけたって、おまいらわからんやろ!
シャマラン!あの頃のシャマランに戻って( ノД`)シクシク…
これぞ怪演!!
誘拐犯がまさかの23+1の人格を持った男。そしてそれぞれの人格のキャラクターが全く違う。劇中では色々な人格を目の当たりにするのだが、どれも違った不気味さがあった。人格がポンポンと変わり終始振り回されるので、まるでジェットコースターに乗っているような気分だったw
たしかに23人全員が出てくるわけではないが、5+1人の主要キャラクターで十分楽しめた。
本編を通してジワジワと恐怖を感じることができた。24人目の人格が出てきた途端にリアリティーは無くなったが、個人的に映画のラストはとても好きだった。
親から虐待を受けることの恐ろしさや、それに立ち向かう勇気も描かれていて、少し感動もさせられた。
何と言ってもジェームズ・マカヴォイの圧倒的な演技力!!人格が入れ替わり、それに合わせて変わる口調や表情には鳥肌がたった。
ひどい
ひさしぶりに映画で寝た
1時間くらい寝た
1時間寝ても、話が進んでいなかった
こんなつまらない映画はひさしぶり
びっくりするくらい
詐欺だと思う
最後も、アンブレイカブルとコラボする?みたいな、絶望的な終わり方
こんな映画を、全国上映するな!!!
展開に息を呑む所もあるが
感情移入は無理だった。
トラウマ抱える主人公(ヒロイン)の描写が分かり難い。
評価も割れているようだが当然か。
生贄お二方がちょっと可哀想。
お年寄は流石に食べる部分が無かったのか、はたまた敬意なのか。
最後のショットガン攻防辺りはもはや意味不明。
突っ込みドコロ満載感。
もうビーストvsプロフェッサーを企画したら面白いのではなかろうか。
期待せず観に行ったら普通に面白かった
レビュー見る限りそんな評判良くなかったので、そんなに期待してなかったんですけど割と楽しめました。
ジェームズ・マカヴォイの演技がすごい。23人も人格演じてなくね?と思ったけども。でも表情だけで誰か分かる演じ分けは素晴らしいです。
どんでん返しは全然でした。元々伏線あったからね、別に驚くこともなく。
ラストに関しては、自分はシャマラン監督の過去作をシックスセンスしか知らないのでなんのこっちゃと、何でブルース・ウィルス出てるんかと思いましたがこれを機にアンブレイカブル他シャマラン監督の過去作品も見てみようと思います。
ハラハラドキドキして楽しかったよ。
本当に「シックスセンス」を作った人なのでしょうか?!
5月12日公開され、興行成績TOP10入りしたのに、
先週末には、早くも、圏外となってしまいました。
いやな予感はしていたのですが。。。
1999年公開し大ヒット作品となった『シックス・センス』の監督が、
今回は、製作と脚本をもこなしたので、期待していたのですが。。。
ガッカリ!最低の作品です!
あの名作を作った人とは思えません。
人間は、こんなにも退化するものなのでしょうか?
何を訴えたいのか定まらないまま創ったので、
ストーリーに深みが無く、一貫性にも欠けていました。
お金と時間を無駄にした作品でした。
Michi
???
M.ナイト・シャマランがいよいよ復活ののろしを上げた、かに見えた。
今回のプロットは、わかるようでほとんどわからない、という感じで終わりまで行ってしまう。
主人公はどうやら精神科にかかっていた模様で、解離性同一障害、平たくいえば、多重人格になっている。
23人の人格というのが、まず、よくわからない。そんなにたくさんにするドラマとしての必然性を感じない。策士策に溺れた感がある。
で、結局どうなるの?という解決を見ないまま映画は終わる。
と、思いきや、そんな構想が現時点であったとは。これはよく箝口令を守っていると言わざるをえないが、本作、「アンブレイカブル」とつながるようなのだ。ご丁寧にブルース・ウィリスまで登場して、15年前との関連を匂わせる。
そう、これはシャマラン・ユニバースの開幕なのである。
今回のどんでん返しは…?
シャマラン監督といえば、どんでん返し。
とは言え、どんでん返しは初期作品だけなので、もう期待しちゃいけないのかも知れない…
でも、今作はどんでん返しが無くても十分楽しめた(^^)b
もう終盤は、とんでもないコトになっちゃって、ドキドキですわ(^_^;)
ただ、あの男の登場と、エンドロールの後のお知らせが、ある意味大どんでん返しでした( ゜o゜)
そいえば、主人公の女の子が巨乳だったのもサプライズだったなぁ~(^_^;)
サイコサスペンスでは無かった
いろいろとツッコミどころが多くて、ただでさえ薄いサスペンスとしての要素も受け容れられず、最後の方の展開には唖然とするばかりだわ。 一瞬で人を眠らせるスプレー、何が入ってるの?だし、ケイシーの体の傷を見ただけで君はピュアだ()とか言って見逃してやるし、多重人格の演技も特筆するものは無い。
『アンブレイカブル』みたいな超人設定のSF物なら、ポスターや予告編で変なミスリードするの止めてくれよ、いい加減に。シャマラン監督は『シックスセンス』の成功にいつまでも囚われ過ぎてんじゃないか?ラストで何かを驚かさないと気が済まないのかよ、と言いたい。この人は多分『シックスセンス』がどうしてウケたのか理解していない。
そしてエンドロールの後。マーベルやDCコミックスの後追いしようとしてんのか?不死身VS不死身で勝手に戦ってくれよ。観に行くけどw
もっと多重人格になる程の悲惨な体験にクローズアップして欲しかったわ。その背景がないと、今後の展開が本当にただの超人対決になってしまうわ。
シャマランWORLD
ヴィジットを越える事は無かったけれど、シャマラン健在と思わされる。冒頭からイキナリ怖い!そして最後は、えー!あり得なーい!ってなっちゃう。ちょっと笑っちゃうくらいの事が起こるのがシャマラン映画。2018年にはアンブレイカブルと対決するという事で、シャマランのマーベル化が進んでいくのでしょうか?サインの宇宙人やシックス・センスの坊やも出てきたりしてね。楽しい監督だなぁ。24人のビリーミリガンが実は作り話だったという事が暴かれたとも言われているけど、解離性同一性障がいというものに対する、一種の信仰というか、劇中の精神科医の先生までいかなくとも、万人には理解され難いものの存在を信じてしまう事は誰しにもあって、そこを突いてくる。怖い!ジェームズ・マカヴォイの演じ分けがすごかったー。次回作も同じ役者揃うらしいし、サミュエルLジャクソンも出るって事なんで、絶対に観たいと思います!
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