「スポットライトは誰に?」スプリット 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
スポットライトは誰に?
誕生日パーティー後、3人の少女が見知らぬ男性に誘拐される。少女3人はある場所に閉じ込められるが、、この男にはある秘密が、、、。
多重人格という内容は早々体験出来るものでも無いし、面倒な内容だ。男には23人もの人格があるらしいが、脚本は良く勉強して作られていると思う。ただやっぱり2時間ぐらいの映画だと5〜6人程の人格出演が精一杯。
しかし、「ただ多重人格者が少女3人を拉致した事件」「24人のビリー・ミリガン似」だけでは、シャマラン監督は作品は作らないとは感じていたが、やはりキーワードになるのは24人目の人格「ビースト」。
フィクションを現実に絡ませるのが上手いシャマランだが、今までは単発で続きが無い様な作品が多いのに対し、これは序章。
この1作で終わらせない様なラストや作りは高感が持てるし、続く「ミスター・ガラス」の様に自分の方向性を変えていったのは、この頃監督の身の周りに何か変化が起きた様にしか思えなかった。
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