ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのレビュー・感想・評価
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QCD vs McD 、 品質 vs 利益
企業経営で、よくQCDといいます。
「Quality(品質)」「Cost(費用)」「Delivery(引渡)」のことですが、
本当の創業者であるマクドナルド兄弟のお店は、QCDのバランスがとても良かったと想像します。
とても美味しいハンバーガーやシェイクが、安い価格で、すぐに出てきたのでしょう。
一方フランチャイズ化を拡大したレイ・クロックは、そこから何を変更したのか?
「品質へのこだわり」をやめて「利益第一主義」を採用したのです。
マックシェイクの作り方をアイスクリームから粉末に変更するくだりによく表れています。
「QCD」から、Q(品質)を引いて、M(マネー)を足すと、「MCD」となりますが、
これはニューヨーク証券取引所におけるマクドナルドの呼び名そのものです。
マーケティング+コストダウン=「MCD」とも言えるでしょう。
企業経営側に立つか、消費者側に立つかで、見方が分かれると思いますが、
利益第一主義の食べ物屋では、食事したくないと思いました。
【映画感想】マクドナルド兄弟を題材にした映画 「ファウンダー ハン...
【映画感想】マクドナルド兄弟を題材にした映画 「ファウンダー ハンバーガー帝国のひみつ」を鑑賞しました。
短時間でハンバーガーを作る合理的なシステムを開発した兄弟に目をつけた、新しいもの好きなクロックの成り上がり物語。
どこの店舗に行っても同じ味を楽しめるマクドナルドですが、共通の味を維持するのは並大抵のことではないのが映画を観るとよくわかります。
味を守りたいマクドナルド兄弟と利益追求を目指す野心家クロックのやりすぎ?!経営戦略も学べます。
商才とは運か、根性か。
世界人口の1パーセントの人々が1日に必ずマックを食べている原点を知ることができます。アメリカで50州1500店舗もの成功をおさめたマクドナルドのひみつか解き明かされます。
映画を観ると、ハンバーガーを食べたくなるかも?!
臓腑煮えくるも落ちはすっきり
怪物だね、これは。
ビジネス
カリフォルニアのハンバーガーショップ「McDonald's」と成り立ちと、フランチャイズチェーン「McDonald's」の成り立ちの話。
うだつの上がらないセールスマンが、ハンバーガーショップ「McDonald's」に魅せられて、勝負してフランチャイズチェーンをつくりあげていった史実であり、汚いところもあるがビジネスマンとしては間違いがないことは結果が語っている。
ハンバーガーショップの兄弟も負けはしたが、自分達だけでは稼げなかったであろう金を手にした訳だし、金が全てではないけれど。
聞きかじった程度の知っていることもあったけど脚本の良さか、良くも悪くもドラマチックで、映画としてもハラハラドキドキ楽しめた。
タイトルは痛烈な皮肉なのだろう。
実話に基づいている映画らしいが、レイ·クロックの出生から描かず、マクドナルド(兄弟)との出会いから描いている点は話がわかりやすくて良かった。
レイ·クロックという人物は結局自分では何一つ創造してなかったなぁ〜…って言うのが観終わった感想です。
元のマクドナルド(レシピや調理の手順等)もマクドナルド兄弟のアイデアだし、フランチャイズ展開も元からあったやり方。粉末のシェイクのアイデアも自分では探してない。人からのアドバイス。
マクドナルドを飛躍的に成功させたと言われる不動産をFC希望者にリースするというやり方も他人のアイデア。
レイ·クロックはそれらをひたすら頂いただけ。
レイ·クロックにあるのは「野心」のみ。
観ている方からすれば、実直なまでのマクドナルド兄弟に肩入れしちゃう。その対比が面白かった。
そんな何一つクリエイティブな事をしていなかった男が名刺に「創業者(ファウンダー)」って刷ってるなんて、哀れと言うかなんと言うか(苦笑)。絶対この映画のタイトルは皮肉だと思うわ(´・ω・`)
野心の塊で腐れ外道な描かれ方をしているレイ·クロックだが、家族(ファミリー)と言う単語に並々ならぬ情熱で語ったりしているので、あれだけの野心を抱くキッカケは生い立ちに何か関係があるのかな?と思わず思ってしまったが、今作ではそこまで触れず。
あの軽薄な笑顔一つで観客を不快にさせるんだから、マイケル·キートンって名優だわ。
最後に出てきた実際のレイ·クロックの笑顔の方が嘘くさい笑顔で笑ったが(笑)
せっかくのマクドナルド創業者の話なのに、日本マクドナルドがこの映画に対して何のタイアップもせず、公開規模も小さいのは映画を観終わって何となく察した。そらそーなるわなw
やっぱり成功者はサイコパス
実話に基づく作品。世界最大のハンバーガーチェーン「マクドナルド」を、レイ・クロックがどの様にして作り上げていったのかを描いている。
事前にある程度知ってはいたけど、レイ、えげつない。サイテー。でもまぁ、ああ言う人物でなかったら、世界一のハンバーガーチェーンは作り上げられなかったんだろうけどね。そういう意味では、業種は違うけど、スティーブ・ジョブズも、作り出す製品は素晴らしいけど、一緒に仕事をしていく人間としては、最低・最悪であったと言うのは、偶然ではない。ある本で読んだんだけど、成功する人はサイコパスだと言う説もあるしね。
一方、本当の創業者であるマクドナルド兄弟は、立ち上げるまでは良かったけど、広げると言う役割には力不足だったと言う事なのかな。でも、あの1948年の時点で、いまのマクドナルドに繋がる時短方式を導き出していたのは、マクドナルド兄弟の功績。しかも、テニスコートで、シミュレーションを繰り返してキッチンレイアウトを作り出すと言うこだわりは凄い。そのこだわりが、規模拡大の足かせであったのは間違いではないと思う。だが、マクドナルド兄弟には、自分で広げていくような才覚も運も無かったと言うと身も蓋も無いが、逆に、窮地に陥ったレイには、何某かの幸運が巡ってきていたことも含め、運も実力のうちなのであろう。
気になったのは、マクドナルドは不動産事業であると言う事。そういう意味では、不動産をたくさん売り払ってしまってFC加盟店からの上りで暮らしていくようになってしまっている日本は、マクドナルドのコアコンピタンスを失っている気がするが?
折角マクドナルドを描いた映画なので、ランチはマクドナルドに行こうかと映画を見る前は思っていたけど、あまりにもレイがえげつないので、その計画は止めてしまいました(苦笑)
もっとドロドロやろな!
考えさせられた
経営者目線で観賞しました。
冴えないセールスマンである主人公がマクドナルドを目の前にして人生を賭けれるものをやっと見つけたとばかり、猪突猛進となって一大チェーン店へと駆け上がっていく物語。
何も成し遂げていない悔しさ、コンプレックス。それをバカにするクラブの金持ちや客。
絶対にやってやるんだという信念の元次々と困難を打開していく様は経営者として勇気が沸く。
そして経営者視点から視てみると、冷酷に見えるであろう仕打ちの数々もそんなにえげつないものにはみえない。むしろ誰も損していない。
更に主人公と同じベクトルや情熱で生きた者達は皆出世している。
これが経営者なんだなと感心し、自信と元気を与えてもらった。
これだけの世界的チェーンを展開したファウンダーの生き様を、2時間で垣間見られるならば、是非一度こちらの映画を観てみるべきだと自信を持って言えます。
庇を貸して母屋を取られた兄弟のおはなし
これほど爽快でない映画だったとは・・・
実話を全てトレースするより深掘りが欲しかった。
マックがよく許しましたね(笑)
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