ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのレビュー・感想・評価
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単純なサクセスストーリーだと思って観に行ったけど、なんか思っていた...
単純なサクセスストーリーだと思って観に行ったけど、なんか思っていたものと違った。
マックが今のような世界的な大企業になったのはどのような背景があったのかを描いた映画なのだが、これが全て本当の話だとしたらすごいの一言‼️努力の賜物だと思った‼️
でも、自分のハンバーガー帝国を作り出すためならどんな犠牲も厭わないマイケルキートン演じる主人公がなんか好きになれなかった。そしてマックの原型を生み出した兄弟が可哀想過ぎて堪らなかった(´-`).。oO
しかし、成功とはこういう事を言うんだと観終わったあとしみじみと感じさせてくれる映画だった。そして、無性にハンバーガーが食べたくなった‼️
飲食業だと思っていたマクドナルドのビジネスモデルは実際には不動産業なんだということをこの映画を見て知った!
シネリーブル梅田で映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」
(The Founder)を見た。
Founderとは創業者の意味。
大阪地域では、なんばパークスシネマとシネリーブル梅田でやっていることは知っていたが、なんばパークスシネマでの上映は終わってしまっていた。
見られなくなると困るので上映が終わってしまう前にシネリーブル梅田に出かけた。
電車(大阪環状線)に乗るのは2-3年ぶりで、キタ(梅田)に行くのも2-3年ぶりだった。
そして、シネリーブル梅田で映画を見るのははじめてだった。
ハンバーガーチェーン店のマクドナルドを創業したマクドナルド兄弟と、
その田舎の人気店を巨大フランチャイズ店として全米に展開したレイ・クロックという人物の物語である。
あらすじとしては、最初は上手くいっていた両者の関係が、利益を追求するクロックと堅実なマクドナルド兄弟の間で次第に悪化し、クロックと兄弟は全面対決へと発展してしまう。
最終的には袂を別ち金銭での解決となってしまう。
レイ・クロック役はマイケル・キートン。
つい最近「スパイダーマン ホームカミング」で顔を見たばかりである。
妻役の女優がローラ・ダーンであることはその長身とスタイルのよさですぐにわかった。
ローラ・ダーンは日本では今年の12月に公開される
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」にもキャスティングされている。
平日の昼間だったが観客は30人くらいか、それよりも少し多い。
意外と入っている。
マクドナルドの関係者も見にきているのかなあなどと思った。
飲食業だと思っていたマクドナルドのビジネスモデルは実際には不動産業なんだということをこの映画を見て知った!
創業者レイ・クロックがコンサルタント業のハリー・ソナボーンと出会っていなければ今では世界中でフランチャイズ展開されているマクドナルドという巨大企業はなかったのかもしれないと思うと非常に興味深い映画だった。
上映時間は115分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
Fortune favors the... greed.
しがない口八丁のセールスマンが、仕事も女性も、欲しいものを得るためなら手段を選ばない、正に「帝王」に成り上がるまでのストーリー。
マクドナルド兄弟は、お人好しでおおらかな兄Macと生真面目で神経質な弟Dick。とてもバランスの取れた組み合わせの兄弟に見えました。
Rayが少しばかりの人情を持ち合わせていて、Dickがもうちょっと融通の利く世渡り上手だったら、兄弟も名前を奪われなくて済んだのかしら…。家族経営に拘っていた兄弟が、自らの名字を店名に出来ないという痛い皮肉(T_T)。
Rayが成功の秘訣と信じるモットー "persistence and determination"。マクドナルド兄弟の店を構えるまでの七転び八起きの道のりだって、そう遠く外れてないと思います。二組の違いはやっぱりエゲツなさ?!確かな見る目、柔軟性、度胸、蹴落とし騙す冷酷さ、巧みな話術、底知れない欲望。Rayは自分が欲しいものをよく理解している人でした。
店は世界中に展開してすごいけど、一番の恩恵を受けているのは、異国の食事に馴染めなくて困っているアメリカ人だったりして。
異物混入など、品質管理についてのマクドナルド兄弟の懸念は的中してますね…。
日本語では通称マック。お兄ちゃんの名で通っていることをご本人が知っていたら嬉しいな。
振り回されて捨てられるRayの奥さんが気の毒でした(T_T)。
サイコパスの分析に最適な事例
典型的なサイコパスの行動が描かれている。
サイコパスとは、リスクに対する恐怖を感じない、共感能力が欠如しているので人に痛みを与えることに躊躇しない(むしろ快感を覚える)、、、といった心理傾向を持つ人たちだ。大量殺人鬼や起業家に多いとされる。
ファウンダーは、サイコパスでなければ務まらない。逆に自分はファウンダーにはなれない、と改めて感じた(笑)
人は人それぞれの特性を活かして生きるべきだ、ということを認識させてくれる。
マックは好きだけれど
マクドナルドの創業者の話
すごく盛り上がるわけではないけれど、飽きずに最後まで鑑賞出来ました!
マイケル・キートンは近年、
含みのある役をやると凄い光りますね!
本当の嫌な奴に見える(笑)
ホームカミングも楽しみ
角川シネマ新宿にて観賞
創意と工夫の結晶である名店が、土地リースという資本主義に呑まれて乗っ取られる。
どちらも「これぞアメリカ」の姿であり、語り口は丁度いい湯加減。記録映像を上手く絡めた編集術も活きている。
自分の幼少期の記憶も遡り「マクドとは何ぞや」を考えながら劇場を後にした。マックフライポテトで浸りたかったが劇場近辺に店舗はなく残念。
「マクドナルドにこだわった理由」には絶句。
単純ですが、アンチマックが加速
マイケル・キートンがうまいね〜ますます、悪い奴に磨きがかかった感じ。バットマンやってたのが記憶の彼方です。
何を教訓にするか?
*50過ぎて、人生諦めずに邁進したら、成功を手に入れられる。どんな手を使っても、欲しいものは手に入るんだってこと?
*あるいは、むやみに他人を信じてはいけない。自分の財産は自分で守らなければってこと?
でも、人としてどうなんだろう?
だれかの権利や尊厳を奪ってまで手に入れる成功、それでも満足なのだろうか?
考えようによっては、マクドナルドは世界的に有名になったし、兄弟は悠々自適の生活が送れるほどの金額を手に入れた。黙っていても、自分たちの名前が世界中に広まることになる。こんなに楽なことはない。食に対する理念は引き継がれなかったけれど、画期的なオペレーションは後継の企業にまで影響を与えた。
そして、ファウンダーという偽りの名は、白日のもとに晒される時代がきた。
レイが直感で感じた、「アメリカ中に広めたいハンバーガー」という野心に偽りはないのだと思う。まさに、その通りになったし、ある意味レイなりの信念があったのではないか。
けれども、どうしても人としての美しさに欠ける。登りつめても、卑しさは拭えない。
一晩経っても、そんな思いから離れられないのだ。
起業はアメリカの国技、あるいは業病?
フォードのTモデルからゼロックスの印刷インクビジネスそしてスタバ、アマゾン、グーグルとアメリカの新しいビジネスの革新力はめざましい。
その光と陰をさらっと描いている。
大作ではないが、ラジオショーなどのアメリカの実録物の流れに乗った佳作。
ビジネスの勉強してる人の具体的イメージづくりにも役にたつ(笑)
後味が最後まで悪いところがすごい。とても面白い
後味が最後まで悪いところがすごい。
50年代ですでに、製造方法や管理方法、今に繋がるシステムが確立されていたのに感動した。
演出は多分にあるでしょうが、家庭、健康、安全といった企業文化は育たない社風の会社だと想像できる。
儲け主義、執念に関しては抜きん出た会社なんだと思ってしまいますね。
面白かった!
ちなみに私はビックマック大好きです。よく食べてます。
マクドナルドという大成功の話。なのに・・・
この映画が、この時代にこのような描かれ方をするという所に考えさせる部分があった
アメリカを代表する大企業、マクドナルドの誕生から成功までの話である。創業者達はもっと栄光と賞賛を浴びるような描かれかたをされてもおかしくないはずである。昔、アメリカの飽食文明を追求する為に大盛りのマックを食わされ続ける「スーパーサイズミー」というドキュメンタリーがあったけども、あれでさえこの映画よりよほど明るかった。アメリカの心と言って良い大企業の成功譚である。笑いと明るさに包まれた話になるべきだろう
しかし、この映画では全般的に焦燥感に駆られた話が続く。レイの行き急ぐ焦燥感に引っ張られるからだ。笑顔だったマクドナルド兄弟の周辺。レイもそれに習い、笑顔が作れる職場を目指す。しかし、彼の焦燥感が周りから笑顔を奪っていく。この映画は、成功者と言われる人が、何を犠牲にして成功したのか?そして、それは本当の成功なのか?を説いている作品だと思う
そしてこういう描かれ方をされているという事自体が、今のアメリカの成功主義、資本主義に疑問を投げかけているという事だと思う。アメリカに居る大多数の敗者、そしてそれを食い物にしている勝者、しかしその勝者さえも常に焦燥感に追われ、満足行かない人生を過ごす。こういうアメリカの仕組みはどうなんだ、と
前評判とは違ってた
52才からのし上がったビジネスマンの物語ということろが気になり観に行きました。
私もその年齢なので、
事前にレビューを読むと、主人公レイの評判が最悪なので、観終わった後、いやな気分になるのだろうと想像してましたが、そんなことはありませんでした。
過酷なビジネスのなかで、52才になっても野心を失わず、勝負に打ってでる姿勢は、勇気づけられ、憧れます。
経理士との出会いが、マクドナルド大躍進の原動力なのでしょう、レイの根気と人との出会いが、重要だと感じました。
人生に諦めきれないおっさんに夢をあたえてもらいました。
空腹の羊飼い
人と物に忠実な楽曲と、喜劇の様な役者の表情・仕草により、すんなりと作品の中へ入り込める。
また本来の目的であるシェイクのミキサー販売とは真逆に位置する粉シェイクへ走るという末尾への伏線もシンプルで隙がない。
本作の主人公はクロック氏だが、視点はややマクドナルド兄弟側に寄っており、兄弟に牙を剥くきっかけとなる具体的なエピソードが抜けている為、ひとつ紹介させて頂く。
クロック氏がオープンさせたシカゴ店は、本店であるカリフォルニアの様に乾燥した気候では無い為、規定通りにフライドポテトを作ってもカリカリに揚げる事が出来ず、評判が悪かった。
試行錯誤の末、ポテトの入った箱の周りに扇風機を幾つも置き、風を通す事でポテトを乾燥させる事を考案。
何度も兄弟に説得を試みるも、契約書を楯に悉く遇らわれた。
結局、独断で実施し窮地を脱したのだが、その時のシカゴ店は利益配分も合わさり、倒産寸前まで追い込まれていた。
如何に不平等とはいえ自分の意思で契約書に判を押した以上はそれを遵守すべきであるし、家を抵当に入れた為に窮地へ追いやられた事は自業自得と言えるが、兄弟も利益はしっかり頂くのに、現場の意見を真摯に受け止めなかったという落ち度はある。
怪物か、英雄か。
いずれにせよ、鏡にくっきりと写る人生を歩みたいものだ。
決して綺麗事ではない「アメリカンドリーム」
しがない営業マンが商材を「モノ」から「システム」に変えて荒稼ぎし、成りあがるまでのストーリー。前半は店舗数拡張のための奮闘記、後半はその足枷となったロイヤリティ契約を反故にすべく、結果のれんを奪い取るまでの奮闘記といったところ。
これが作り物のドラマなら、のれんを奪取したレイクロックが足元掬われて…でスッキリとなるだろうが、彼が成功者のままで終わる故、胸がすく思いもないし寧ろ考えさせられる。
そしてアメリカ社会ならではの契約書の縛りの強さ。約束事を変える、破るにも「なぁなぁ」や「コッソリ」ではなくそれなりの仁義を切るシーンが多々あり、これがストーリーを引き立たせていると思いました。
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