ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのレビュー・感想・評価
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企業の価値を考える
もっとも印象的なのは最後にレイ・クロックが言った「マクドナルドでもっとも価値があるのはフォード式のスピーディな生産システムではなく…マクドナルドという名前だ」という言葉だ。
予想に反して
見る前、このマクドナルドのお話は少し知っていたので、マクドナルド兄弟に同情するのかなぁなんて思っていたけど、不思議とレイに対して嫌悪感はなかった。
多分、何かしらの配慮があってそういう描き方をしたのかもしれないけど、それを差し引いても、マクドナルドというシステムを作ったことと、世界的な帝国を築けたことは全く別の才能で、レイみたいな人が現れなかったら、今のマクドナルドは兄弟には築けなかったんだろうなぁと感じた。
マクドナルド兄弟は、あれだけの金額を手にして、そこだけみたら大成功なはずなのに、そこはレイの成功と比べると負けに見えてしまうのはなんだか皮肉だなぁと感じた。
執念!!!
この映画を一言で言えば 執念 !
初めはレイを応援していたけど
段々とただのお金儲けにしか興味がない悪者にも見えてくるし、反面、定年してもまだまだ欲深く上を上を向いて突っ走っている野心家の中の野心家で凄いなあという目でも観れる
人生貪欲に生きてるほうが素敵だなあと思った
マクドナルド兄弟も、レイの猛スピードにすすむ計画性に流されることなく常に初心を忘れずに、マクドナルドを立ち上げた当初の信念を貫き通すのがマクドナルド兄弟の視点でも良かった(*´∀`)
マクドナルド兄弟の品質を保ちたい、マックシェイクは粉なんか許せない、何かと不安要素が増える、という意味でも大規模なフランチャイズ化に反対するのも凄く理解できる
レイのこれはヒットする!と思いどんどんと突き進んで事業を拡大し、利益を上げつつもマクドナルドを広め、多くの人に知ってほしい!ましてや国外にも広めたい!というのも凄く理解できる
どちらも応援できる、観ているワタシも貪欲に生きよう!という気にさせてくれるサクセスストーリーです
アメリカ(資本主義)で勝つという事を勝者(悪魔)側の視点から見てる映画
主人公にあるのは野心、執念だけ。自分で何も作り出していない。人のビジネスモデルをパクる、ビジネスを支え続けてきた奥さんは捨てる、人の嫁を獲る、おおよそ褒められた人間ではない。が、褒められるとか人情とか、この人の求める価値観がそういう道徳的な所に置かれていない、成功、勝利、自分が他者よりも上に行く、そのことに向いていて他はどうでもいい。他人の気持ちなんて考えてない。
そんな主人公に粉のシェイクや土地売買を進めるビジネスマン等、要所要所で悪魔が出てくる。で、その悪魔と契約することで勝利していく。
でも、アメリカの勝者とはこういう人間なのかもしれない。
スティーブ・ジョブズも製品自体はウォズニャックの開発だった、でもアップルのトップに立った。
才能がある人間でも誠実な人間でもない。隣で溺れている人間がいたらホースを口に突っ込める人間。アメリカで(資本主義で)成功することとはこういうことだよって伝えている映画だと思います。
ナイトクローラー、セッション、ゼア・ウィル・ビー・ブラッドを見た後に近い感想。
主人公に人間味がある所がまたヤラシイ。
また、主人公が反道徳的にして手に入れた成功を何か感動っぽく演出して、イイ雰囲気をわざと出しているのもうまいなとおもった。
ラスト、スピーチに向かう主人公の姿をボヤけた鏡(虚像)に映ったショットでみせている。こんな成功、嘘っぱちだぜってメッセージ。
マクドナルド兄弟が不憫すぎる…。
7月最後の映画は、昨日公開の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミ...
7月最後の映画は、昨日公開の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』。マクドナルドをフランチャイズ化して巨大企業にしたレイ・クロック の物語。
日曜の夜に観るべき映画には2つのタイプがある。
週末の終わりを静かに閉じるためのダウナー系の映画がひとつ、もう一方は翌日からの新しい週に意識を向けるために戦意を高揚させるようなアッパー系の映画だ。『ファウンダー』は圧倒的に後者の作品。
いかに欲しいものを手に入れるか、そのためには手段を厭わずに目標に邁進できるか。
マイケル・キートン が演じるレイが創業者のマクドナルド兄弟に向かって放つセリフにある。
「ライバルが溺れていたら、口にホースを突っ込む。君たちにそれができるか(If my competitor were drowning, I'd walk over and put a hose right in his mouth. Can you say the same?)」
仕事は戦いだ。そして、そこに必要なものは「根気(persistence)」だ。
タイトルの「ファウンダー(創業者)」は、マクドナルド兄弟からレイが簒奪した肩書き。原題は定冠詞のついた『The Founder』だが、こちらの方がより限定的で凄みがある。
休日を締めくくるのに良い映画を見ることのできた日曜の夜。
2017年 通算30本目
感想:★★★★☆
観賞後はいつものハンバーガーが違う味に変化する映画!
私も学生の頃に「バイトといえばタウンワー…マクドやろ!」という思いで、働いてました!
全国にクルー経験者も多いこととは思いますが、
あの!独特のマクドナルド教育を思い出しました( -∀-).oO
マクドナルド信者を生み出す啓発的指導は、なるほど!こやつが生み出したものなのか( ゚ロ゚)!!
成功物語というにはヒドイ話(♯`□´)
なんだけど、映画として
小憎らしい(; ・`ω・´)
くらいの仕上がりで、胸くそ悪くなりながらも楽しくみることができました!笑
たしかにクロックの名前は知らない
マクドナルドにこんな裏話があったのかとなかなか興味深く観られた。
マイケル・キートン演じたレイ・クロックは桁外れの実行力を備えた野心家だが、周りの人間を利用して自分の陰謀を巡らすいうなれば人間のクズである。
せっかく成功したのに後世たかが東洋の一市民から「クズ」と思われるとは彼も思っていなかったかもしれないが、この映画を観てそう思う人間はたくさんいるだろう。
面白いのは監督から主演のキートンをはじめ出演者のほとんどが最終的には彼を好ましく思っていないということである。
せっかく成功したのにね。
彼を擁護する人間からすれば、ビジネスは綺麗事だけじゃない!と言うかもしれないが、綺麗事で成功する企業も世の中には巨万とあるだろう。
Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグにも似たようなところがあり、映画の『ソーシャル・ネットワーク』の中でその実像が暴かれている。
本作もそうだが、人を蹴落としてでも成功することは本当に幸せなのだろうか?
クロックは「ライバルが溺れていたら、ホースを喉に突っ込んでやる」と言っているので幸せかもしれないが、やはりはたから見てそういう人間には品がないと感じる。
結局は各個人個人が己の生き方を決めて行くしかない。
とはいえ筆者もそれほど人に胸を張って誇れるような人生を送っているわけではないので、本作のような映画を観て教訓にしたいと思う。
本作の監督であるジョン・リー・ハンコックの作品は過去に『アラモ』と『ウォルト・ディズニーの約束』を観ているが、その演出方法に取り立てて印象がない。
しかし、ともするとクロックの人物像は賞賛か唾棄かのどちらかに偏りそうな人物であるが、主演のキートンが目的に邁進するひた向きさと野望の前には人を欺くクズっぷりの両方を兼ねた素晴らしい演技を見せてくれる。
マクドナルド兄弟を演じたニック・オファーマン(弟)とジョン・キャロル・リンチ(兄)の2人も、事業が拡大していく歓びと拡大すればするほど自分たちの手から離れていってしまう悲哀との板挟みになるジレンマを見事に演じている。
脚本の出来も素晴らしいが、この3人が配役されたことで本作は成功したと言える。
『ウォッチメン』のナイトオウル役で想い出されるパトリック・ウィルソンやローラ・ダーンなど、懐かしい顔を本作で観られたのも良かった。
また初期のメニューや店舗も徹底的なリサーチから再現しているという。
細部にこだわっているために物語の真実味が増す好例である。
本作を映画化するリサーチの段階で、マクドナルド家が大量に保管していたクロックとマクドナルド兄弟との会話を録音したテープや書簡、記録写真、設計図、模型などを目にしたらしい。
マクドナルド兄弟は50年もこの話が表に出ることを待ち望んでいたというから、よほど悔しかったのだろう。
ただ映画化の話が持ち上がった時には既に2人とも他界していた。とはいえこうして映画化されたことで彼らの魂も救われたことだろう。
また本作でも描かれているようにジョアン・スミスは後にクロックの3番目の妻となっているが、彼の死後ほとんどの財産を慈善活動につぎこんだようだ。
やはりどこかで贖罪意識を持っていたのだろうか?
なおアメリカ人に言わせると日本のマクドナルドはメニュー通りの商品がきちんと出て来て接客態度も最高らしい。
本作を観て、本国の店舗がマクドナルド兄弟どころかクロックの教えすら守っていないことになるが大丈夫か?と心配してしまった。
ところで、このクロックの自伝『成功はゴミ箱の中に』が日本語に翻訳されて刊行されている。
ソフトバンクの孫正義とファーストリテーリングの柳井正が帯で「これが僕たちの人生のバイブル!」と推薦している上に巻末の解説まで担当している。
老婆心ながらそれは返って逆効果ではないだろうか?と思ってしまう。クロックと同じ穴のムジナと思われないだろうか?
それと1つ、ソフトバンクの白戸家のCMには日本人の1人として大変憤っている。
韓国ではことわざにも使われるくらい犬は卑下する存在である。
また黒人への差別も激しい。現にアメリカで1992年にロス暴動が起きた際、日頃から差別されて韓国系に不満を抱いていた黒人が韓国系商店だけを狙い撃ちして襲っている。
その顛末はスパイク・リー監督作品の『ドゥ・ザ・ライト・シング』にも描かれている。
犬のお父さんに黒人の兄、そして日本人の妹、わざと序列しているように思える。
また白戸家の名前を使っているのもわざとに思える。
戦後の日本でアメリカと対等に渡り合った人物に白戸次郎がいる。彼はアメリカに対して「将来在日朝鮮人が日本の大きな問題になる」と訴えた人物である。
そして彼の奥さんの名前は白戸正子になるが、まさにCM内で犬のお父さんの名前は「白戸次郎」であり、樋口可南子演じるお母さんの名前は「白戸正子」である。
他にも国民的アイドルのスマップを作り物とはいえ犬の肛門から出すCMまで作っていた。
朝鮮系日本人の孫正義が創業者の企業だからこんなに日本を馬鹿にしているのかと勘ぐりたくなってしまう。
日本でお金を稼いでいる以上こういう不愉快なCMは即刻やめてほしい。
本作を観終わった後、マクドナルドに寄ってハンバーガーを買うべきか買わないべきか迷った。
どちらがマクドナルド兄弟に敬意を払うことになるかなかなか答えは出なかったが、最後に弟のディックがクロックに向かって「名前が残るのは自分たちだ」と言い残した言葉を思い出し、彼ら兄弟に感謝して買うことにした。
暖かいチーズバーガーは美味しかった。
昔のハンバーガーの方がおいしそうなのはなぜだろう?
マクドナルドの創業とフランチャイズ化を描いた作品。
鑑賞前にはマクドナルドでハンバーガーを食べてました。
レイクロックの、夢をあきらめない気持ちへの共感と、他社を踏みにじる手法への嫌悪が、残ります。
最後まで退屈することなく鑑賞できました。
とてもよかった
面の皮の厚さ問題が描かれている。作品をパクって、パクった方が売れる場合がある。本体を作った人は、「果たしてこれでいいのだろうか、受け入れられるだろうか」という疑問や、他の作品との比較など相対的にまあまあだなみたいな自己評価がある。しかしパクる方は、その作品に大変な魅力を感じており、一切迷いがない。そして作品に感じた魅力を、思う存分迷うことなく表現するので、オリジナルよりずっといいパフォーマンスをする。そうしてパクった方が人気が出る。そして、いつしか自分が作ったみたいな気持ちになり、ますます迷いがなくなる。その際、面の皮の厚さが大変な効果を発揮する。
オリジナルを考えるより、パクリの方がずっと売れると最近ずっと考えていたのだが、その図式がこの映画でばっちり描かれていた。いい面も悪い面も、両論併記でどちらに偏ることなくまっすぐ描いている感じがすごくよかった。
あの信用ならない厚かましい人に対して紳士協定は絶対にダメだ。ひどい話だった。しかし、その素晴らしいシステムはあいつがいなかったら世界に広まらない。兄弟は誠実だけど頑なすぎる面がある。主人公は誠実でないからこそ、彼も偉人であると思うが、ひどいバチが当たるべきである。
普通のドキュメンタリー?
マクドナルドが最強のファストフードフランチャイズとして盛況するまでの物語。マクドナルド兄弟が数十秒で商品を提供する革命的なシステムを開発し、主人公のレイがフランチャイズを広げていく。
レイが結果的にクズなのが、ちょっと嫌な感じ。自分たちのやりたいことだけを、こだわりを持って追求していくマクドナルド兄弟の職人気質と商売がうまくいくと気分がいいレイの商人気質がうまい具合に衝突する…と言えば話は面白いのだけど、レイも始めは兄弟の職人気質にほれ込んだんだよなあ…。
素晴らしいものを発見した。素晴らしいものをアメリカ中に広げたい。その一心から事業拡大を計画するレイが、次第に金に目がくらんでいく様は中々。別に最初から金の亡者であったわけではない。マクドナルド兄弟が頑固過ぎたのもひとつトラブルの素ではあったように思えるが、やっぱりレイが悪いかなあ。
ノンフィクションで特段過剰な演出もない。ゆえに単なるドキュメンタリーに見える。実際そうだろう。しかしレイの奔放さ、悪く言えば自分勝手な人柄や兄弟のプライドある職人魂などなど、主役級から脇役までユニークな人々が華を添える。華と言っても地味だけど。だけど、面白い。
ノンフィクション特有の後味の悪さ
世界で最も有名なファストフードチェーン、マクドナルドの誕生を描いたノンフィクション作品。
良く言えば仕事に対するモチベーション向上作品、悪く言えば事実を忠実に描いた後味の悪い作品。
レイクロックという人物のビジネスにおける高い目標を実現するための常識も人情も厭わない、なりふり構わない方法で次々に成功を収めながらも、妻や本当の創始者とされるマクドナルド兄弟との泥沼な関係になって行く様をマイケルキートンがコミカルにパワフルに狡猾に演じる。
ベシャリの達者さや身振り手振りの激しさなど近年の傑作、バードマンを彷彿とさせる演技で嫌な役を快演する笑。
また序盤のマクドナルドの厨房システムを説明する件が秀逸。
ここが1番テンションがあがった笑。
完璧にプログラミングされた、集団行動の競技のような動きでスムーズにハンバーガーを作り、ポテトを揚げ、ソフトドリンクを詰め、包装する。
ここの観ててめちゃくちゃ気持ち良かった笑。
もちろん観終わったあとはマックに行きました笑。
ただ最近はバーガーキング派です笑。
兄弟可哀想過ぎ
有楽町のマグドナルドで、ベーコンチーズバーガーセットをキメてから、鑑賞しました。この映画は、観る人がどういう信念に基づいて仕事をしているのかという価値観と、また仕事上のポジションによって、感想がハッキリ分かれると思います。自分にはマイケル・キートン演じる主人公が憎たらしく感じ、マグドナルド兄弟が本当に不憫でならなかったです。この世の中では、やっぱり主人公のような人間が成功するんですよね。本当のファウンダーとは誰の事なのか…。少し切ない気持ちになりましたが、このような歴史があった事を知れたのは面白かったし、マグドナルドのあのトレードマークが“ゴールデン・アーチ”と呼ぶ事も知らなかったので、へぇ〜と思いました。
ひどい男だけど
主人公はマクドナルド兄弟の考案したファストフードのシステムを乗っ取り、「マクドナルド」を自分のものにしてひどい男だけど、現実はそんなものだろうなぁ、と思う。
「溺れている人の口にホースで水を突っ込めるか?」と主人公はマクドナルド兄弟に問い、兄弟は「そんなのとはできないししたくもない」と答える。両者は商売に対する哲学が根本的に違う。
いい映画だけど上映館が少な過ぎる。
実話物語です
世界一ハンバーガーチェーン店「マクドナルド」の実話物語です。
最初はサクセスストーリーだと思って、人生のヒントやアイデア、経営の難しさを頷きながら観ていたらだんだんビジネスのドライな展開になり...
実話とはいえ、残酷な背景があって今の「マクドナルド」があったのですね。
創業者の兄弟は残念でしたが、野心家の「マクドナルド」に対する敬意があったからこそ、思いやりも感じました。
観ていて良かったですが、「マクドナルド」に行くかはやはり思いとどまってしまいますね。
マイケルキートン ハマってたぁ〜 マクドナルド兄弟 む...酷い....
マイケルキートン
ハマってたぁ〜
マクドナルド兄弟
む...酷い...‼︎
そんな経緯とは
知らなかったぁ
マクドナルド株主
なんですけどね〜
アメリカンドリーム
弱肉強食とはこういうことかと。アメリカンドリームってこういうことかと。感心した映画。
図らずも、スパイダーマンホームカミングでも主役のマイケルキートンが良い味を出しているが、やはりマイケルキートンは、どちらの作品でもマイケルキートン
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