グレイテスト・ショーマンのレビュー・感想・評価
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まさにショー!
サーカスを興行したバーナムの生涯を語るミュージカル。
とにかく音楽が素晴らしくて胸が震えっぱなしだった。
わかりやすいエンターテインメントだし、この人気っぷりには納得。
また、メッセージも現代的で好感が持てるものである。
本作を観て強く感じたメッセージは、他人や世間が定義した「幸せ」をつられて追うのではなく、自分の「幸せ」を追求すべきだということだ。
出自の貧しさゆえの劣等感からなのか、バーナムが最初追い求めるものはお金や名声であり、その実力ゆえに、名声も、豪邸も、海外での高い評価までも勝ち取る。が、最終的に彼を幸せにしたものはそれらではなかった。
個人的には、家族の話よりも、サーカスの仲間達とのエピソードが深掘りされてるともっとよかったかなと思う。
彼自身が貧しい出自ということもあり、サーカスの団員達への偏見は多少はあっただろうけど、そんなことよりも金を稼ぐことに必死だったんだと思う。
あえて野心に溢れた打算的なバーナムを描こうとしているところには好感を持てた。
ただ、ヒュー・ジャックマンの持つ天性の爽やかさと立派さがナチュラルにそれを打ち消してしまっていた感じはある。笑
もっと野卑なバーナム像でもよかったんじゃないかなと個人的には思う。
きっかけはどうあれ、実際サーカスの団員達はそれで職を得て身を立てることができ、ある種の誇りを持つこともできたのだろう。その物語はとても素晴らしいし、ある種の家族のようなサーカスという場は確かにとても魅力的に見えた。
This is me !!!
成功する為には手段を選ばず、ヒンシュクを買う事も恐れないフィニアスが好きだ。
まだまだ階級制度の意識が根強かった時代で自信満々に自分を売り出す姿。差別されていた人達を利用していると言う見方も出来るが、ウィンウィンな部分も大きいだろう。
久しぶりに元気の出る映画だった。
トリハダ
映画館で観ました。レビューするの忘れてて今更ですが。 映画館で観た...
人に元気を与える映画!
この映画の根底にあるコンセプトは、“人それぞれが持つ個性が織りなすものの表現”だと思う。
しかし、その大切な個性も時と場合によっては他人に受け入れられないことがある。
そこで周りの目を気にして、自身の大切なものを他人の評価を得るために手放し、虚栄を得るということが僕たちの日常でもよくあることだろう。
主人公の努力が実り実現したオペラ舞台のシーンは観ていてとても感動的だが同時に登場人物たちの心情や価値観が対比的に描かれていて、人の悲しい性を感じた。
そして皮肉なことに主人公の価値観は、180°変わり自分を見失う。
それでも、大きい挫折や逆境において自分にとって大切なものを一つ一つ取り戻していく。
物語の最後に主人公夫婦が愛娘のバレエ舞台劇を妻と静かに鑑賞するシーンがある。その時、もう1人の愛娘が舞台の隅で可愛らしい木の姿でにこやかな表情で妹を見守る(?)姿がとても愛くるしい。
映画中盤のオペラシーンのような強い感動はないが暖かく落ち着いた気持ちにさせてくれた(^^)
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