グレイテスト・ショーマンのレビュー・感想・評価
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歌と役者の熱に呑まれる
タイトルにつけた通り歌、そして役者達の熱気がスクリーンから伝わってくる!この熱は歌の完成度に加えそれを歌う役者のファミリー感が織り成すもの。事前の練習風景などが某動画サイトに流れていますがその様子を見るだけで目頭が熱くなってくる!もちろん映画の中でもミュージカルシーンは圧倒的!開始1分で泣けますからね。
ただ、その熱に浮かされて盲目になってない?歌の完成度に対してシナリオや演出が追いついていないのでは?
主題歌として選ばれてる“This is me”は団員達が各々のアイデンティティを高らかに叫ぶ素晴らしい歌です。本来なら主題歌として置いているこの歌を映画の軸として語るべきだと思うのですが、話自体の中心はバーナムの家族の話、フィリップの恋愛の話この二つです。イヤ〜違くない?バーナムの「どんなハッタリでもいい!人を楽しませてこそのエンターテイメント、グレイテスト・ショー!」という思いを体現しているのは団員でしょ?そしてそこに見た目や階級の垣根はない!が映画で語るべきことなのでは?
家族の話は早々に終わらせるか、なんなら愛想尽かされて出て行っちゃうとかでもよかったと思うんですよ。そこでバーナムが本当の意味でのグレイテスト・ショーマンになれたんじゃないのかな?実際そんな人物だったわけだし。入れるにしてもまだまだ技量足りないでしょ。
冒頭に述べた通りミュージカルシーンは最高なんです、だからこそ魅力を相殺しあってるこの食べ合わせに気付くべきですよ!だってもったいないもん!
SINGに似てる
アンチ・トランプの流れの中、まさに異端者の権利を音楽にのせて謳った作品。
夢しか持たない男が、髭女や巨人・小人など異端故に権利と自由が持てない人々を集めて興行をする。
異端ということは他にないオリジナルということであり、その物珍しさで興行は成功する。
主人公はフリークスではないが、夢と情熱の化身という意味では彼自身も異端者である。実際、成り上がり者としてセレブの間で異端視されている。
そんな彼が判断を間違うのは、見世物ではなく本物を観客に見せることで自分も一流の仲間入りしようと画策することだ。
一流のシンガーを使って興行をして、苦しい時の自分を助けてくれた仲間を見捨ててしまう。成功を掴むには他にないオリジナルが大事なのに、それを忘れて平凡なプロデューサーに堕ちてしまう。
天罰が下るように全てを失う悲劇が・・・
ミュージカル映画なんて…が覆った。
後味のいい映画
音楽とテンポが良い!でも…
THIS IS MEを聴いて、鑑賞しようと決めました。
ハッと引き込まれる音楽に、テンポの良さに…時間があっという間に感じました。
しかし観終わった感想としては、人物が描き切れていないなと。音楽が良かった分、ひとつひとつのストーリーももう少し深く描いて欲しかったなと残念に思います。
特に、終盤バーナムがショーのメンバーたちに感謝されるシーンで、それまでのバーナムとメンバーのシーンからすると「なんだか伝わって来ないなあ」と思ってしまいました。
とにかく作品の中に引き込まれました。 夢中になって、最後まで見てし...
成金ショー
歌と音楽、役者さんたちも良い(*´ω`*)
内容はちょーかけ足。
苦労してるような、してないような
みんないきなりダンスとかめちゃうまいなっみたいなw
もうちょっと長くていいから
人物像を掘り下げて欲しかった。
虐げられてきた人達それぞれの何かに触れるところもなく、それこそ見世物としてしか話しの中でも、映画の見せ方でも扱われていない
成り上がりたかった男が
結局は家族が一番っていうのに気づいた話。
周りを散々振り回して
自己中極まりないかんじ。
火事のくだりから
なんか見たことあるなと思ったら、SINGかw
DVDでじっくり見たから余計に内容のなさが浮き彫りに。
映画館で音楽と歌を大音量で聴けたら、それはそれで内容に目潰れたかもw
My Best Musical の一つにランクイン!
まずこの特別映像を見るべし!
https://eiga.com/movie/86306/video/25/
キアラ・セトルが初めて全キャストの前で歌ったというワークショップの映像と歌が、この作品の全てを表している。私は泣いた。歌を、それもビデオの歌を聞いて感動して泣けたなんて何10年ぶりか。キアラの存在は知らなかった。ブロードウェーミュージカルが主な活躍の場であった43歳の、はっきり言ってルックスやダンスでは惹かれない彼女の歌一発の威力、魅力。
ワークショップにはヒュー、ザック、ゼンデイヤ、ミシェルとそうそうたる出演者が並び、キアラは一番後ろで遠慮気味に歌い始める。監督のマイケルが言う。「ダメだ、中央に出てこい。」
促されて前に進み、コーラスに後押しされてシャウトする。その声、そのパワー。。。1億人の日本人の誰一人として、彼女の歌にかなわない、そんな迫力だった。その歌にヒューまでが感極まって涙を見せる。
ストーリーはキャッチーだ。ダンスも素晴らしい。サーカスと言う異空間が歌とダンスを自然に取り込んでいる。でもこの映画の魅力は音楽と歌だ。ヒューもいい、ザックとゼンデイヤもいい、レベッカもいい。でもやはりキアラの1発にかなわない。
人間ドラマとしての演出には今一つ物足りない感じも受けたが、この映画の魅力はそこじゃない。長編映画デビューというグレーシー監督、Good Job!
初めてミュージカル映画
物語・心情を歌で語りすぎるのはどうかと・・・
19世紀実在した興行師バーナムの半生を描いたミュージカル映画。
音楽は「ラ・ラ・ランド」のメンバーが担当しただけあってワクワクする音楽満載。だが、その音楽も後半飽きた。曲数も「ラ・ラ・ランド」並みで同じものも繰り返す事がある。
私はミュージカル映画という物は物語ありきだと思っている。しかし、この映画は物語の内容が浅い。
そして物語描写が来る前に、歌で内容を語りすぎる。
じっくり興行団の仲間の差別、苦しみを物語で観たい前に歌で語り出す。「は?」と唖然とした。
一言で言えば「こんな物は劇場でやってください」です。
歌・ミュージカルが表・前面に出すぎている。
(これがアメリカの批評家にウケなかった原因では無いかと思います。アメリカの方がこれは「映画」それは「劇場」と括りの考えもしっかりしてますしね。)
もう少し仲間との信頼や苦労・苦悩の描写があれば嬉しかったのだが、歌でおわらせては、、、。
主人公がメイン過ぎますし。
勿体ない。
私は映画は内容をしっかり描写で観たいんです。
バーナムは人格者じゃないけど
そこがまた、リアリティあって良かったです。
彼は慈善事業者じゃ
ないですしね。
こういう少しデリケートな話を
万人が見たくなるよう、
軽めのテイストにし
ゴージャスにパッケージ
されているのも上手いなって
思います。
フリークスが出る映画って、
普通は人権とかに関心のある
一部の人しか見ませんよね。
でもそれじゃあ、
全体の意識は少しも変わらない。
華やかな世界につきものの誘惑や見た目、金の話。
そういうものに翻弄されるのも
普通の人間なら当然のこと。
フリーキーでも誘惑に負けても
途中で足を踏み外しても、
最後はそんな人間達をまるごと
温かく信じられるような
仕上がりになっている
作品だと思います。
やっぱり、音楽や笑いは
あらゆる存在を肯定し受け入れる
理屈抜きのパワーがありますね。
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