「劣等感あればこそ」グレイテスト・ショーマン あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
劣等感あればこそ
劣等感を乗り越えた人々が輝く快作。
やはり自分は、完全無欠な人より劣等感を抱えた普通の人の方が人間臭くて魅力的で好きだ。(チャリティは完全無欠の天使or聖母だが、あんな女性いるかね?)
劣等感に目を背けただけでは『偽物』だが、乗り越えた先に『本物』が待っている。それをリンドとのエピソードが感じさせてくれる。
最初はぎこちなかったサーカス団員が一瞬でプロフェッショナルなパフォーマンスを見せる展開の早さには驚いたが、そこはこの映画の本質ではないし、ハリウッドらしい大胆な展開に寧ろ好感を持った。
圧倒的な音量のスタートには耳栓を準備した方が良いかもしれない。(観客を一気に鷲掴みにする演出としてはアリだが、ちょっと大音量すぎない?爆音が最初だけで良かった。)
勧善懲悪のレミゼより好きなミュージカル映画だった。
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