「歌劇好きな偽善者にオススメ」グレイテスト・ショーマン さいてょさんの映画レビュー(感想・評価)
歌劇好きな偽善者にオススメ
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歌はカッコいい。説明や場面転換の手際もよい。
ただ話がおわってる。
「多様性を認めない社会への不満」が行動原理ではなく「成り上がるために奇抜なモノを」って気持ち一心で、障害者集めて見世物にし、儲かったら見捨てて、見た目の良いオペラ歌手と不倫して、バレて、組織の金スッて、ボンボンの部下に立て替えさせて、街から逃げて、サーカスまかせて隠居する主人公にイライラ。これで差別云々がテーマだなんて、差別する側の偽善者じゃなきゃ言えない。
そして恋愛シーンが邪魔。百歩譲ってやるとしても、この作品で「美人に一目惚れ」は絶対にダメでしょ。
どうせなら、不遇な人々深堀して、主人公も彼らに金儲けの道具以上の理解を示し、ラスト最高のショー1発で嫁の親や街の人々をはじめとする社会を見返す。
ってやつを見たかった。
曲に誤魔化されて、思考停止してる人多すぎませんか。
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