「爆音人間賛歌!」グレイテスト・ショーマン N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
爆音人間賛歌!
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芸術とは人を幸せにするものである。
語った実在の人物であり主人公はつまり、そうでないことを前提としているからこそそう主張するのだ。
偏見、差別、特権階級。幾つもの分断された世界が物語の中で、それぞれのコミュニティーの輪を少しずつ重ね合わせる形で描かれている。だからして葛藤や軋轢は絶えない。しかしながら誰もが笑顔に、幸せになれる瞬間があるとすれば?
人間賛歌とも感じられるエネルギッシュな全編から、その答としててとても原始的でだからこそ気取る前の無邪気なナニカを受け取ったような気がしている。
何はともあれラスト、待ち合わせの場所へ宣伝がてらゾウに乗って現れるヒュージャックマンが、それも雪の降る中を! あの幻想的なシーンに妙に心をわしづかみにされた。
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