劇場公開日 2018年3月30日

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レッド・スパローのレビュー・感想・評価

全217件中、121~140件目を表示

5.0これこそスパイ映画

2018年4月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

字幕版を鑑賞。怪我によって引退を余儀なくされたロシアのボリショイ劇場の女性バレリーナが,恋人相手に暴力事件を起こしたのをネタに追い詰められ,ロシアのスパイ学校に送り込まれて徹底的に鍛え上げられ,アメリカの CIA 諜報員と頭脳戦を展開する話である。スパイものというと,007 のように派手なアクションを思い浮かべるが,カーアクションすらないこの映画は,むしろシアリティが物凄く上がっているように感じられて,非常に面白かった。

スパイとは,諜報活動を本業とする者であり,他国に潜入して機密情報を入手するのが仕事であるので,ジェームズ・ボンドのように存在が知れ渡るようでは,まずスパイ失格である。情報を入手するためには,どんなことでもするように訓練されるそうで,その最も効果的な方法がターゲットと性的関係を結んでしまうことらしい。体を許してしまえば口が軽くなってヘラヘラとなんでも喋ってしまう要人などが多いのはどの国も同じようである。主人公はスパイ養成の訓練校に入れられて過酷な訓練を受ける。R15+(15 歳未満は親と同伴でも鑑賞禁止)にされているのはこうした描写があるためであろう。

そうしたスパイ同士のやりとりが展開し,高額な報酬と引き換えに二重スパイの申し出などもあり,話はどんどん複雑になっていく。今話していることは本当なのだろうか?嘘なのだろうか?といった会話が続き,全く飽きさせない。観客も騙される対象になったかのようで,非常に臨場感があった。

この映画が成立するかどうかは,ひとえに主演女優の質にかかっていると言っていいが,その点,ジェニファー・ローレンスは文句なしの体当たり演技を見せてくれていた。流石,オスカー女優である。彼女の出演なしにはあり得ない作品であると思った。叔父のロシア情報省副署長を演じた俳優が,どう見てもプーチンにしか見えなかったのも面白かった。

音楽はベテランのジェームズ・ニュートン・ハワードで,「シックス・センス」や「バットマン・ビギンズ」などの過去の傑作に肩を並べる素晴らしい音楽を書いていた。無言電話の背景音にグリーグを流すだけで誰がかけてきたのかわかると言った仕掛けにも惚れ惚れした。シアター・ショップにサントラ CD があれば直ちに買ったところだが,生憎なかったのでネットで注文した。

演出は,緊張感を切らさない素晴らしいものであったが,今時,極秘情報がフロッピーディスクに入っているというのはどうかと思った。また,どの国の人間も全て英語で喋っていたのにはアメリカ映画の悪癖が未だに根強くはびこっているのを痛感させられた。字幕を読まされるくらいなら映画など見に行かないというアメリカ人の方が多いのが昔からの状況で,このため,モーツァルト(アマデウス)も,ジャンヌ・ダルク(同名)も英語で喋るという奇妙な状況に陥ってしまうのである。しかしながら,それらを差し引いても,非常に面白い映画であった。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出4)×4= 96 点。

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アラ古希

3.0スパイ行為に翻弄されるも、名優たちに救われる。

2018年4月8日
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凪

4.0R15+ハード系

2018年4月7日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

プリマの夢を絶たれた主人公(ジェニファー・ローレンス)、母親
の病気治療代を稼ぐためにスパイになる。
アメリカへの情報提供者を見つけるために、CIA(ジョエル・エドガートン)に接触する。
スパイ養成所のシーンがエグイが、ジェニファー・ローレンスは堂々と演じている。

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いやよセブン

3.5屈折したスパイ

2018年4月7日
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スパイになろうという動機は、なかなかホロリとさせられる。
クラシック音楽が重厚。
残酷シーンは怖かった。

脇役は個性派揃いでした。
でもスカッとしたのはアトミックブロンドかな?

最初は全くスパイらしくないのだけど、ドンドンスパイになっていくのが良かった。

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Momoko

1.0一昔前の映画

2018年4月7日
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心理描写が弱く、時代設定は現代であるはずなのに、まるで80年代の様な空気が流れている。
ジェニファー・ローレンスの裸が見られるだけの映画。

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100

3.0最後まで読めなかった。

2018年4月7日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

ジェニファー・ローレンス、一見無表情に見えるのに、何とも言えない迫力を感じました。
ドミニカがどっちにつくつもりなのか、最後まで確信持てなかったです...。
それにしてもロシアって本当にそんな国だったのか...っていつも思いますが...どうなんでしょ...

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きゃらぷり

3.5ジェニファー、思い切りすぎ?

2018年4月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

純粋なスパイ映画である。
誰と誰が敵か味方か、まったく予断を許さない。

バレリーナの夢が破れたドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は叔父ワーニャ(マティアス・スーナールツ)の庇護のもと、諜報員としての訓練を受けることになる。
そして、アメリカに情報を流しているモグラを見つけ出すミッションを与えられる。

フランシス・ローレンス監督がいままで手がけてきた作品に比べると、大人度が相当アップしている。
ジェニファー・ローレンスはこの監督を相当信用しているのであろう。もっとも、自分の重要なシーンはジェニファーがファイナル・カット権を持っていたらしい。それであのカットが残るのだから、ジェニファーの覚悟も並大抵ではない。

このご時世、思い切った映画に出演したものである。

ただ、そこまで体を張って出演するほどの映画かというと、疑問符がつく。

久しぶりに、かっこいいジェレミー・アイアンズを観た。アルフレッドもいいけれど、このなんともいえないオーラをまとった役は断然いい。

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mg599

4.5スパイ映画 かくあるべし

2018年4月7日
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鑑賞方法:映画館

先ほど観てきたので簡単に感想を。

ロシアとアメリカを手玉に取る女性スパイの物語──と書くと、カビの生えた使い古しのネタに感じますが、とにかく脚本が秀逸!
騙しているのか?騙されているのか?誰が誰にどこまで騙されているのか、最後まで予断を許さない展開に圧倒されました。
個人的にスパイ映画には、仲間や敵対者との心理戦や巧みな駆け引きを期待するのですが、そういったポイントがしっかり押さえられていて、ラストまで楽しめました。
そして、そういう意味で本作は、「スパイ映画ならこうあってほしい」と思うイメージとピッタリ重なる作品に仕上がっているのかなと。

また、主演のジェニファー・ローレンスの体当たり演技も強い存在感を放ち、作品に一定の緊迫感と重厚さを与えています。

全体を通して、久しぶりに高い満足感を得られた作品でした。オススメです。

※ ★-0.5の理由は、全編を通じて言語がほぼ英語だったことです。ロシア人設定なのだから、自国にいるときくらいロシア語で話してほしかった。プロット上は意味がないのだろうけども。

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まこのひー

3.0バレリーナにしてはちょっと太め。

2018年4月6日
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やっぱロシアは腐ってるなと思うようなストーリー。シャーロット・ランプリングをあの配役でつかうのは、その腐れっぷりを見事に表していると感服した。だからと言ってアメリカが善ではないよ。しかし、英語で話されると雰囲気でないなあ。ラストはちょっと救われた。
同じ女スパイものなら、シャーリーズ・セロンの「アトミック・ブロンド」の方が好み。

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栗太郎

3.0古いスパイ映画みたい。

2018年4月5日
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シネマディクト

3.5彼女はこうして二重スパイになったというお話。まあ諜報部員が大統領に...

2018年4月5日
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興奮

彼女はこうして二重スパイになったというお話。まあ諜報部員が大統領になる国だからこういうこともあるだろうなあという感じ。しかし、日本の国会議員や官僚なら一発でハニートラップに引っかかってしまいそうだ。これの中国版もお願いします。

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kohei1813

3.53.5です

2018年4月5日
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鑑賞方法:映画館

主人公は夢を文字通り砕かれた、足の折れたスワン。自己の存在が他者と異なる特別なものであると信じる女の子。やりたくないことはやらない。人だってバンバン殴るし殺す。そんな女の子はなるべくしてスパイになるが、スパイとしての任務中、彼女の感情の機微はほとんど描かれない。スパイにとって心は弱点である。ただ、今作は完全無欠なブロンド美女を描くわけではない。赤い雀の赤は、なにも彼女の手によって流れた血だけをトレースしているわけではないのだ。
そんなこんなでジェニファーローレンスちゃんがかっこよかったりかわいかったりする今作、レッドスパロー。ストーリーはシンプル。ドミニカちゃん、あんたはロシアとアメリカどっちにつくんや?どっちや?どっちや?って話を転がして、その中にさらっと散らしてある結末へのヒントを最後にご丁寧に回想し回収してくれるという構成。個人的にはタイトルコールがかっこいいタイミングで、おー!って感じで、プールの水着が流出写真の下着を連想させるようなデザインで、あっ、、って感じでした。

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sasasassa

3.0微妙…。

2018年4月4日
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難しい

スパイアクションじゃなかった…。ひたすら‘静’です。地味。筋肉男子が活躍するわけでも女スパイが大立ち回りするわけでもありません。スワローの訓練シーンも消化不良気味に終了。一歩間違えば日活ロマンポルノだし。
共産国こわいなー、ってこととジェニファーローレンスの魅力で140分過ごせました。

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peanuts

4.5ハニートラップを前面に押し出すかと思いきや

2018年4月4日
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鑑賞方法:映画館

なかなか渋めのスパイミステリー。
原作小説読んでみたくなった。
フロッピーディスクのせいでいつの時代設定なのかが気になって集中出来ず。車を見る限りはがっつり現代だと思われるが。
R15+なのはおちんちんがちら見えするのと拷問シーンがあるせいか。

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消されるので公開しない

1.0※アクション映画ではありません

2018年4月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

女スパイっていうから
勝手に「ハードアクション」と思い込んでましたが
1箇所?あったかなー位。
どれが真意か分からない所が面白いと言いたいんだろうけど、最後まで分からず、ハッキリさせたい私には「好きじゃない部類」に。残念。
とはいえ、未知の世界、「ロシア」の黒い部分を垣間見た気がして満足。
ロシア人男女あるあるもあってちょっとほっこり。ストーリーには後にも先にも何の意味もない発言でしたけど。

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kyaroline

3.0何故にロシア語でしゃべらないのだ? ジェニファーローレンスは好きだ...

2018年4月4日
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何故にロシア語でしゃべらないのだ?
ジェニファーローレンスは好きだけどバレリーナにしては太めでは?
途中話がわからなくなりそうになるのもあり、エグいシーンも多かった。
期待してたのとはちょっと違ったかな。
最後はきれいに終わってたのが良かった。

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花

4.5面白い

2018年4月3日
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鑑賞方法:映画館

ロシア語は無理ですもんね?
そこだけ0.5マイナス

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たか

4.5ハード

2018年4月3日
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鑑賞方法:映画館

ハリウッドのスパイ映画にしてはアクションが少なく、騙し合い、刺し合い、拷問と韓国映画の様な展開のスパイ映画でした^ ^

が、今作は女スパイなのでコレがまた凄い(^^;

訓練の時から女スパイとなると主な武器はハニートラップなのか、最初はフェラチオの練習から(^^;

CIAにロシア諜報員のモグラを聞き出すのが主人公ドミニカの最初のミッション。

コレややこしいのは140分の中で登場人物が多く会話の中で名前が出て来ても誰に話ししてるのかわからないシーンがあった(^^;

ドミニカが置かれた状況からどうやって抜け出すのか、どっちに付くのか、誰を信用するのかが見ものでしたが、そうこうしてる内に自らモグラが名乗り出るし、このままどう収まるのかと思ってたらまさかの結末でした(^^;

体の悪いお母さんの面倒見るために最初にハメられた時から決めてたのかな?

それにしても見応えありました!

最後電話がかかって来て終わったけど続編もあるのかな?

ふと思ったけど冒頭のバレエのカップルはどうなったのでしょ? 笑

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heran

3.5最後のカタルシスで合格

2018年4月3日
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フラレオン

3.5あ~また騙されると思いながら僕はどんどん堕ちていく

2018年4月3日
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知的

ああうそつき映画と怒りながら僕は人生かたむける。
久しぶりの誤読楽し作品でした。
母の愛を冷凍保存して、
裏声で国家を唄い、
アクションはあえて左投げ右打ち。
♪あ~また騙されると思いながら僕はどんどん落ちていく♪
うまくいく映画なんて映画じゃない。
元祖左投げ右打ちのシャルロット・ランプリンクと仮想ダーク・ボガードのジェレミー・アイアンズ。
うそつきおんなといかりながらぼくはじんせいかたむける

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蛇足軒瞬平太