劇場公開日 2017年12月8日

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「ブラナー版 ポアロ」オリエント急行殺人事件 takaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ブラナー版 ポアロ

2017年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

1974年に同作品で映画化され、そこから
実に40年の歳月が経ち再度、映画化。
(74年版ではショーン・コネリー、イングリッド・バーグマンなど名優が出演)

俳優陣も実に豪華で主演と監督を
ケネス・ブラナーが担っている。

世界的探偵 エルキュール・ポアロは
過去ドラマシリーズや74年の映画しかり
数々の役者が演じてるので
ボンドのように各々のイメージがあるでしょう。

ブラナー版ポアロはどうなってる?と
言いたくなる立派な口髭を蓄え
十分すぎる個性を発揮している。

また舞台役者さながらのように、喜怒哀楽の
感情表現が豊か。
『世に善と悪があり、その間はない』と言うように
悪に対して強い嫌悪感を示す。

今作は推理ものなので多くは語れませんが、
罪と言われる行為全てを悪として断罪できるのか?
を強くテーマに感じました。

2時間を切る映画なので、じっくり堪能し鑑賞できました。
74年版の同作を観てるので結末とストーリーは
知ってましたが、初見の人は登場人物や
そのバックボーンなどの理解が追いつかないスピードで
展開されるので、
後半の展開に置いていかれる人も多数いるでしょう。

その辺りの人物像の展開に重点をおけば
より評価は上がったと思います。

とかくブラナー版ポアロは続編へと
向かいそうな締め方。
あのお髭にまた会えるのですね。

taka