キングスマン ゴールデン・サークルのレビュー・感想・評価
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『キングスマン』は娯楽映画のマナーを忘れず
おはよう、エグジーくん。今回の任務を伝える。
“キングスマン”が麻薬組織“ゴールデン・サークル”の襲撃を受けた。アメリカの“ステイツマン”と合流し、“ゴールデン・サークル”の壊滅に当たってくれたまえ。
任務の成功を祈る。
尚、このメッセージは自動的に…(プシュ~)
…と言う事で、昔ながらのスパイ映画を現代的センスで色付けした快作スパイ・アクション、第2弾!
開始1分でノリノリの音楽に乗せて、迫力の車内&カー・アクション!
ユニークなスパイ・グッズの数々、
過激なバイオレンス、
ドラッグ問題、傲慢な米大統領、○○○を吸う王女様などなど、タイムリーな題材やシニカルなユーモアも。
今回もサービス精神たっぷりに、マシュー・ヴォーンは娯楽作のマナーを忘れず。
続編のマナーは、スケール&パワーアップ。
アメリカは勿論アルプスの雪山など世界を股に掛けた活躍は元より、人気俳優や3名のオスカー俳優新参戦のキャスティング!
今回の敵、“ゴールデン・サークル”。
カンボジアの山奥に拠点があり、それが何故かダイナーなどノスタルジックな70年代のアメリカ風。
ボスのポピーは一見エレガントだが、相当イカれた女。
彼女の目の前でとある肉を用いた特製手作りバーガーを食べるシーンは、ある意味拷問…!((( ;゚Д゚)))
ジュリアン・ムーアが余裕の女帝っぷり。
にしても、前作のサミュエルもそうだが、英国紳士スパイの敵が如何にもな“THEアメリカン”なのが面白い。
某大統領曰くアメリカは正義だから、敵ばかりやってられない。
表向きは酒造業、しかしその実は、カウボーイ・スタイルの私設スパイ組織、“ステイツマン”!
ジェフ・ブリッジスやチャニング・テイタムは思ってたほどの活躍は無かったけど、ハル・ベリーがナイスサポート!
サプライズゲストも何人か。
ポピーに誘拐され、超大物歌手が本人役で出演。それなりに見せ場も設け、彼は“お友達”。
米大統領はいつものアノ人。この人、すっかり大統領役の常連になったね。
タロン・エガートも立派な英国紳士スパイに。
登場シーンは恩師のハリーを彷彿させた。
プライベートは不良少年に戻って、友人たちとワイワイガヤガヤ。
って言うか、ちゃんとあの王女様と交際してるし(笑)
前作でナイスサポートだったマーク・ストロングは今回も。と言うより、“カントリー・ロード”に…(T_T)
そして、今回の最大の話題は、まさかのアノ人の復活!
本来ならネタバレNG級だが、予告編やポスターにも堂々と出てるし、大っぴらに言えるのが有難い。
ハリー!
前作で死んだ筈の人物が実は生きていた!…と言うのは禁じ手級の展開だし、生きてたのはいいものの記憶喪失に…と言うのもお決まりだが、やっぱり彼ナシで『キングスマン』は始まらない。『MIB』のトミー・リーみたいな存在。
エグジーが序盤でハリーを思い出しうっすら涙を浮かべ、ハリーが記憶を取り戻し二人が抱擁するシーンなど、師弟を超えた二人の絆もそれとなく。
素行悪い連中にマナーを説くお馴染みのシーンにニヤニヤ…あ、あれ!?
まだ身体が完全じゃないハリー。頭の中を蝶々が(笑)
今回、ちょっとお茶目なコリン・ファース。でも勿論、紳士的にキメてくれる。
140分の長さを感じさせない娯楽に徹した作りは飽きさせ無かったが、色々面白味をたっぷり詰め込み過ぎたせいか、多少飽和状態は否めず。
“ステイツマン”には裏切り者が…など話の展開も予想出来、前作のソフィア・ブテラのような特異なキャラ不在が惜しい。
また、アメリカンなノリに染まり、不良少年が英国紳士に成長するようなドラマ的要素や上品さが損なわれたのもちと残念。
なので、採点は前作よりちょっと控え目だが、それでも上々の面白さ、新年最初の劇場鑑賞にいい景気付けの娯楽作!
次があるとすれば、“プリンスマン”かな…?(笑)
ドタバタ劇場
アクションとキャラはとてもいい
キングスマンのいいところはとにかく見やすくて分かりやすくそしてスタイリッシュなアクション。アクションの肝はいかに観客に動きを伝えられるかだと思うので前作も今作もその部分がとても好きです。
そしてそのアクションをやるのがあまりにも動きが美しいコリン・ファース、はっきり言ってこれ最高。
一方ストーリーは前作から賛否両論分かれるところもあり、今回もああいう倒し方する必要ある相手だった?とか、アメリカの麻薬倫理って一体どうなってるんだろうみたいなところはあります。お子さん連れで見に行くのはお勧めできません(結構いたので・・・)。
続編もどうするんだろう的なところはありますがこのアクション(特にコリン・ファース)はまだまだ見たい、そんな気分です。
前作よりとっ散らかった印象ですが。。。
メガネハルベリー
どうしたエルトン・ジョン。なぜこの映画に出た?
2015年のヒット映画『キングスマン』の続編。前作で、エグジーの師匠であったハリーは死んだはずでしたが??
劇中では、前回から一年後程度と言う設定の様です。前回の戦いで、壊滅的打撃を受けたキングスマンですが、何とか再興を果たし、エグジーも一線のエージェントとして活動しているところから物語は始まりますが、今回もまたも、キングスマンは、壊滅的打撃・・・と言うか、文字通り壊滅してしまうんですよねぇ。簡単に壊滅する秘密組織は如何なものかと思います(苦笑)
そこで今回、アメリカの類似組織ステイツマンの力を借りることになるのですが、こういう組織、各国にあるんですかね?それとも、UKUSAだけ?なんか、雰囲気的にはUKUSAだけっぽいですね。
元々、冷徹なエージェントを絵に描いたようなハリーでしたが、今回はそれにもまして冷徹。そして、どこで、どう判断したのかわかりませんが、モグラを疑ったりと、その知的能力は、復活しても健在。身体的能力については、作品を見てください(笑)
最後ですが、このシリーズ、人の死に方が中々えぐいですが、今回もえぐいです(苦笑)。よって、PG12指定になっています。
最後になりますが、エルトン・ジョンは、何を考えてこの作品に出たんでしょう?
スタイリッシュなアクション
マシューボーン全開
イギリス製のクールなスパイアクションは健在
前作がよかったので期待して観た。
コリン・ファースは相変わらずカッコいいが、エグジーを演じるタロン・エガートンがはまってきた!
ちょっと弱点(大方の愛されキャラと同じで女に弱い)があるとこがチャームポイントでさえある。当然それで足元をすくわれるのではなく、それを守るために命を張るとこがイカしてる。
スーツの着こなしもイギリス流だし、すまし顔のアクションもイギリス流。だけど、グロい描写でウケを狙うとこはどうも受け入れられないのだよなあ。あれ(ミンチ)さえなければ、もうちょっと気分がいいのだけど。
ハル・ベリーもキュートだった。
マーリン演じるマーク・ストロングの存在感もいい。「女神の見えざる手」でも彼が映画の誠実さを受け持っていた印象だった。カントリー・ロードには泣かされた。
次も観たい。
マシュー・ヴォーン監督による正式な続編。前作で命を落としたハリー(コリン・ファース)はどのようにしてよみがえるのか。
キングスマンの施設が一斉に攻撃され、外出していたエグジー(タロン・エガートン)と数に入っていなかったマーリン(マーク・ストロング)以外、全員やられてしまう。
麻薬を一手に商っているポピー(ジュリアン・ムーア)ひきいるゴールデン・サークルが今回の敵。
イギリスとアメリカの文化の違いというものを作品のテーマに据えていたはずだが、それが際立つようなことはなく、イギリスのキングスマンとアメリカのステイツマンが共闘するアクション映画になっている。
終盤のアクションは、前作のあの教会のシーンに匹敵する。
あの人があやしいとハリーは見抜くが、その理由を明らかにしてほしかった。そここそが凡百のアクション映画との差異になってであろうに。
まだまだ先が作れそうなので、続編を待つことにする。
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