キングスマン ゴールデン・サークルのレビュー・感想・評価
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アドレナリンMAX!
今年一発目から年間ベスト級の作品に出会えた…!全編通しての爽快アクションと相変わらずのスタイリッシュさとエグさ。1作目のファンのための、敬意を表した作品。
主人公エグジーは1作目で命を救った王女と交際している。そんな中、キングスマンのエージェントが巨大麻薬組織に一斉に殺される。残ったマーリンとエグジーは、緊急事態に使う秘密のものを使い、アメリカのスパイ組織、ステイツマンと手を組むこととなる。
キングスマンは果たして生き残ることができるのか、そして、前作で死んだと思われたハリーの運命は!
ということで、先述どおり最高の一言。もちろんツッコミどころはたくさんあったけど、それ以上のアドレナリンで完全に紛らわせた。
アクション、ヒューマンドラマ、狂気的なものもあれば感動的なものもあり、爽快で楽しい作品。
ちなみに、1作目の予習は必至です。
より一層!
オープニングアクションめちゃくちゃよかったです^_^ ただなにかと...
前作と比べると...
第1作の面白さ・満足感が高かった分、全体的にイマイチな出来でした。
このシリーズ特有のポップな演出(表現)は随所に見れて良かったのですが、物語の進むテンポや展開が今一つって感じでした(^^;)
あと、エルトンジョンさんは果たして必要だったのか...大いなる疑問でした。
"キングスマン"らしさ
それが薄れてしまったのかなぁと思います。
少年から大人への成長過程が一作目とすると、大人としての成熟過程が今作。
今作もアクションや画の見せ方のうまさは相変わらずよくできていましたね。あと前作好きなら思わずニッコリしてしまうシーンや設定がありファンサービスもしっかりとあってよかったです。
ただ、ストーリーの中身については、前作の落ちこぼれの少年からキングスマンへの成長と、ハリーの仇を取るという清々しさには勝てなかったなぁと思います。
イギリス紳士特有のスタイリッシュさに加えて、ブラックユーモアやウィットに富みながらもどこかかわいらしさ(??)のある笑いの要素が少なくなって"キングスマン"らしさが薄れてしまったのがそう思ってしまう原因なのかなぁ、と。ただただ、残虐とかグロテスクな要素が増えたようなところはちょっと残念でした。
あと観ていて思ったのはやっぱりコリン・ファースあっての"キングスマン"だということ。彼が出てきた途端にらしさが出てきて、役者としての存在感の大きさを改めて確認させられました。
なので、単体だと★4ですが、あのキングスマンの続編と考えると★3くらいになります。どこか控えめなイギリス紳士は見たくない!ので、次回作はらしさを取り戻して欲しいです。
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(´- `).oO(007の"The name is Bond,James Bond"のセリフのようにこれから毎回出てほしいなぁ、あのシーン)
前作の方が好きだけど、これはこれで面白かった
いきなり惹き込まれました!
秒でアガるって、確かに・・・これはアガりました、オープニングアクションがもうホント最高すぎ、まさしくキャッチコピーに偽りなしでしたね。
いきなりアガりすぎた分、途中ちょっとトーンダウンもしましたけど、まあ総じて基本楽しめました、前作の方が好きは好きですが、これはこれで面白かったので私的には全然OKな作品でしたよ。
アメリカ風刺が強すぎて、粋で洒落た英国調なテイストが薄れた分、好みは確かにかなり分かれそうですけどね。
あと尺が伸びた分だけ普通に長さは感じたので、もう少しその辺で長さを感じさせない何かがあれば、尚良かったのですが。
しかし懐かしい面々に会えて感慨も一塩だったのに、いきなりやってくれましたね(苦笑)、このシリーズ、主要キャラをあっさり退場させたりするから、本当に油断ならない。
そして何でもあり、復活もあり、前作のあの感情を返してくれと言いたくもなりましたが、でも会えて嬉しかったのも間違いない事実なので、これはこれで良しとしましょう、ただ・・・予告編やポスターに堂々と登場させちゃうのはどうなのかな・・・ってあの方がいるといないでは集客の面で全然違いますから、そこは開き直って身を取りに来たのでしょうが。
それにしても、やっぱりあの方が活躍するとテンション上がります、エグジーの活躍で勿論最初からアガりましたけど、まだまだ役者が違う、そしてラストの共闘はたまらないご馳走でした。
ご馳走と言えば、とんでもないご馳走も登場してましたね。
前作もなかなかのものでしたが、スケールと共にブラックユーモア度もかなりアップしていたので、その辺りで嫌悪感を抱く方も出てきそうな・・・とは言え、マシュー・ボーン監督ですから、そこはある程度覚悟の上で見ないといけないでしょう。
しかしジュリアン・ムーアのサイコパスぶりはなかなかのものでしたね、人肉繋がり?な「ハンニバル」譲りのグロい悪役っぷりでした、クラリスがまさかこんな風になってしまうなんて(泣)
ただ全体的な悪役のスケールとしては、前作ほどでは無かったのがちょっと残念、その分エルトン・ジョンの暴走で十分補って余りあるものはありましたけど。
それとアメリカ風刺度も相当なレベルでUPしてましたね、予告編を見る限りステイツマンも相当なカッコ良さだと思っていましたが、よくよく見ると日本人がいまだちょんまげに刀or忍者扱いと同レベルのアメリカ人描写だったような、あとチャニング・テイタムが準主役級かと思いきや・・・いやいやそれよりアメリカ大統領が・・・まあとにかく、これでもかとアメリカをディスった描写が目立った作品でしたね。
そんな作風だったことも相まってかスマートさにはやや欠けた印象ですが、でもただ派手なだけでなく、前作からの伏線もしっかり用いたり、思わず泣ける場面も用意したり、スパイ映画のオマージュもたっぷりだったりと、何だかんだでやっぱり面白かった、そしてカントリーロードにもグッと来た作品でした。
続編やスピンオフの話もあるようなので、今後も期待したいシリーズですね、ラストの描写から今度はあの男が活躍するのかな?
喰い付きはとっても良いのですが...
カントリーロード
1作目を見なくても案外いけたキングスマンゴールデンサークル
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