「いろいろ際どくて面白い」キングスマン ゴールデン・サークル Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ際どくて面白い
BGMがやけに明るく、コメディテイストSFアクションの続編。
カメラワークが凄い。
冒頭のカーアクションが見ごたえがある。
中盤の雪のシーンは迫力満点。
終盤の片腕対決も良い。
人類抹消計画の描写が明るいが軽い。
誰にも発見されていない僻地の遺跡で人肉を使ったハンバーガーをつくって食べるシーンがある。服は肉と混ざらない仕組みの凄い機械を使っている。
人工ウィルス(吹き替え版だと「遺伝子改変ウィルス」と言っている)の話が、今作2017公開(世界コロナパンデミック前)に登場している。歴史を辿るとスペイン風邪やインフルエンザ等も似たようなものだったし、西側&米国はそういうことをしてきた。
証拠隠滅のため施設ごと爆発するシーンもあるが、これも現実では、そういうことをしてきた。
そういった意味で社会風刺を取り入れているし、かつての大統領達の冷酷さ残酷さを少しだが描写しているところは好感が持てる。
中盤から仲間か敵か曖昧にして引っ張って、主人公が彼女を救うために必死になるという単純な展開でも飽きさせない。
トイレを椅子として使っていて、まさに排泄しているフリをしているシーンがあった。
エッチなシーンがあるので小さい人は観てはいけない。
見せ場は随所に有るものの、総合的な面白さは前作のほうが上であった。
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