「見てて共感できないのが本当に辛い」探偵はBARにいる3 れいさんの映画レビュー(感想・評価)
見てて共感できないのが本当に辛い
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「他人にはどうでもいいことでも本人にとっては重要なことがある」
そのために命を燃やせるかをテーマにしている本作。
まず、ヒロインのマリは本当に他人にとってどうでもいい事の為に多くの人を巻き込んだ挙句2人も殺してしており、全く共感できない。
凶行に至った動機の部分がほぼ描写されていないせいで動機の軽さと犯行の重さがミスマッチ過ぎて、頭のおかしい女にしか見えない。
マリが命をかけて金を残したかったのが他人の娘。
ただ誕生日がマリが流産した日と同じっていうだけ。
その子もその母親も、そこまでマリを慕っている様子もない。
最後の場面ではその娘に「こわい」といわれ、その母親には「あんなことをする人だったなんて」と言われる始末。
こんなことのために2人も殺したり、危ない橋を渡ったのか?という疑問しか湧いて来ない。
劇中のモルヒネを所持しているシーンから末期ガンであることを匂わせてはいるものの、それにしても理解不能すぎる。
映画の言いたいことは
「こんなクソみたいな理由で命を燃やす(笑)馬鹿女もいるんだよ〜〜〜」
これだけ。
命を燃やすっていうのもね。
人殺して金を奪って寄付することが命を燃やすことなのか?馬鹿か?
美談でもなんでもない、後味の悪いゴミ作品。
これから鑑賞しようと思っているならやめておいた方が無難。
アクションが凄いとかほざいてるゴミレビューも散見されるが、現代映画のアクションの質を知らない老害が書いてるだけで、口が裂けてもすごい!と言えるような出来ではない。
原作ありきで語ってる、エアレビュワーの方が多いんじゃないか?
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