「豪華さUPも変わらない魅力は健在」探偵はBARにいる3 ローチさんの映画レビュー(感想・評価)
豪華さUPも変わらない魅力は健在
シリーズも3本目となり、大泉洋と松田龍平のコンピもすっかり円熟の味が出てきている。古き良き東映プログラムピクチャーの香りが漂う本作の味のあるマンネリズムは今回も健在だ。
相変わらず札幌の街の空気感がスクリーンから濃く漂ってきて、街を訪れた気分にさせてくれる。今回は札幌市長や日ハムの栗山監督まで出演しているので、作品内外での街への定着感がより強く感じられる。
北川景子、前田敦子、鈴木砂羽とヒロインが3人という大盤振る舞いもあって、前2作以上に豪華な印象を与えるが、やはり探偵と高田の気の抜けた、それでいて締めるところは締めるカッコよさや、哀愁漂うハードボイルドな雰囲気といったコアなポイントは全く変わらないので、ファンは安心して観られるだろう。
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