ドリームのレビュー・感想・評価
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スカッとする作品
一言で言うとスカッとする作品。
気分よく映画館を後に出来る作品だ。
人種差別が顕著な時代に、天才的な数学者キャサリンをはじめとする、優秀な3人の黒人女性の直向さや頑張りに、感情移入もさせられるし、とにかく応援したくなる。
実話だから最後はめでたしめでたしで終わるのは予定通りだが、あまりメリハリが無く淡々と終わった感じ。
クライマックスはもう少し緊張感を味わいたいかな。
あとは登場人物が結局は皆いい人ばかりで、強烈ないじめや嫌がらせのシーンがないので安心して観ていられるが、その分どこか物足りなさも感じる。
ケビン・コスナーは漢前な本部長役がよく似合う。
うん、カッコイイ。
家族で楽しめるのはもちろん、若い子たちにもぜひ観てもらいた作品だ。
拳を握り応援したくなる。気持ち良いサクセスストーリー
1961年。アメリカが人種隔離政策で、白人と黒人が同じ部屋で食事することも、同じトイレを使うことさえ許されなかった時代。
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並はずれた才能を持ちながらも、NASAの地下室で地味な計算係として働く黒人女性達がいた。
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後世に名を残した3人の女性を中心に、彼女らが努力と忍耐で周りに才能を認めさせ、アメリカの有人宇宙飛行計画に無くてはならない人材へとなっていくサクセスストーリーの実話
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逆境の中、耐え忍び頑張る彼女らを頑張れ!頑張れ!と応援しながら観ていました。
ロケット打ち上げが成功した瞬間。爽快な気分になれました😆
気持ちの良い映画でした🎬
着眼点がすばらしい。
着眼点がすばらしい。一つのストーリーで複数のテーマを提示し、なおかつ散漫な印象はない。
マイノリティ、ジェンダーを主にした差別問題を扱う一方、NASAという組織内での痛快なサクセスストーリー、そして有人宇宙飛行の成功という史実、ロマンを描いてもいる。
これは、鬼シナリオ。着想はどこが出発だったのだろう。これだけテーマを多く含んだ素材はめずらしい。奇跡的といえる。
複雑でデリケートな問題を明るく描いている点も良い。表現しにくいところを黒人女性の日常目線で、さらっと提示してみせる。背景の違いはあるが、「それでも夜は明ける」より全然受け入れやすい。
愛嬌のあるキャスティングもグッド。これはかなりの良作でした。
すごく評判よかったけど…
黒人もの、LGBTもの、女性差別もの、今までマイノリティに対する人権意識向上作品を散々見てきたので、物語の展開的にはさほど目新しくもなく、オチが読めた点では、ややエンタメ性には欠けました。
今の時代じゃ考えられないような人権無視は珍しくなかったでしょうが、この作品が他の作品と違うのは、出てくる黒人女性たちがとんでもなく頭がよいこと。
まともな教育が受けられず、親の収入では高等教育を与えられなかったろう時代にあんなに優秀な黒人女性が存在したのがそもそも奇跡的なこと。そして、その時代の黒人女性たちにとっては、誰にも負けない知性があれば、差別を受けずに生きられたという事実。
…だから親や先生は勉強しろと言うのです。自分だって勉強が好きじゃなかった学生時代を送ったくせに(笑)。
でも、勉強っていうのはなかなか平等な気がします。ルックスとか運動神経とか肌の色とか、生まれつきどうしようもない遺伝子レベルの差異ではなく、努力でいくらでも上を目指せるというのは、たしかに夢がありますよね。自分も数学できたら、世界が違ったかもしれないな。
ちなみに原題にあるfigureという単語には「人物」という意味と「数字」という意味があります。黒人女性という「意図的に隠された人」というニュアンスと「コンピュータによってはじき出された計算の裏に潜んでいる、優秀な人物の正確な数値」というダブルミーニングが潜んでいる点でも、こんな陳腐な邦題にガッカリせざるを得ません。
差別って、する意味なくない?
上司が白人用トイレの案内を叩き壊すシーンにうるっとしてまった。
仕事の出来で、評価してくれているのはいいけど、彼女の苦労までには目がいかなかった。でも、彼は周りでなく自分も責めた。
宇宙飛行士のグレンも人種問わず、評価する人間。最初に有人飛行成功に値すると思った。帰還を心から祈りました。
三人の才能が、それぞれ活かされ…三人の友情。
実話ということで、さらにジワる
邦題は『ドリームガールズ』に影響されたためか?
冷戦下、アメリカとソ連の宇宙開発競争が熾烈となっていた1961年。人類発の有人宇宙飛行士ガガーリンのニュースを見て焦るアメリカ!といった時代。バージニア州にあるNASA最古の研究施設ラングレー研究所において、計算手として黒人女性の仲良し3人組、キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー(ジャネール・モネイ)が働いていた。西計算グループという黒人女性ばかりが集まる部署であったが、図らずもキャサリンが宇宙特別研究本部で初の黒人でしかも女性スタッフに抜擢された。
まだ黒人差別のあった時代。トイレも白人専用と有色人種専用に分けられていて、キャサリンが働くことになった棟には有色人種専用トイレがなかったのだ。そのため800メートル離れた棟にまで行かねばならないキャサリン。それに気付いた上司のハリソン(ケヴィン・コスナー)がトイレの差別表示板をぶち壊す。いい役を演じているコスナーを見たのは久しぶりだ。
ドロシーは管理職希望だったが、上司のミッチェル(キルステン・ダンスト)にあっさり却下される。しかし、IBMコンピューターが導入されることになって、扱える者がいないため、自らフォートランというプログラミング言語を学び、部下たちを率いてコンピューターに精通することになる。また、メアリーはエンジニア志望だったが、白人専用の学校の単位が必要なため、裁判に訴えることになる。
NASAの職員たちはそれほどでもないものの黒人冷遇の時代。体制をぶち壊そうとするわけでもなく、地道に努力をして評価される女性たちの姿が真摯に描かれていました。特に痛快だったのは判事に食って掛かるメアリーのシーン。バージニア州にはバージニア州の法律があるというアメリカ南部の特徴も思い知らされました。誰かが壁を破らなければ、発展しないものですよね。
やがてアポロ計画へと繋がる彼女たちの功績は見ていてさわやかに映り、実話であることの重みも感じられます。ロケットやケネディ大統領、キング牧師など実際の映像を上手く取り入れ、それがストーリーの邪魔することなく自然に描かれてるのもいい。ホロっと涙が出たのはプロポーズシーンでしたが・・・
数学の力で差別を超える
差別されながらも実力で自らの地位を掴む3 人の女性の姿は実に立派だ。劇中の痛快なメロディと談話シーンが非常にリズムがよく、本編のストーリーを際立たせてよりメッセージを与えてくれる、傑作映画だった。
こんなお膳立てされりゃ感動する
差別されている黒人、しかも女性が専門知識を得て仕事をし、その仕事が認められていく。それはもう、感動するしかないだろう。感動のラストへ確実に誘われた。
群像劇のように3人の女性がいかに努力し、地位を勝ち取っていったかが描かれていたのはよかった。話に厚みが出たと思う。
ただ、ロケット打ち上げで認められたキャサリンに対して、周りの対応がどう変わったのかをもっと盛り込んでもよかった気がする。ロケット打ち上げ後の感動は案外少ない。
あと、邦題のドリームはいただけない。薄っぺらいタイトルになってしまった。
「ジャンゴ」に通ずる痛快作
ここまで人種差別が露骨にされてる時代とは意外。
トイレも、ポットも、バスの座席も、図書館まで、白人とそれ以外の人種で別という、アメリカでも特に差別が厳しい南部だからなのかもしれないが、60年代でもまだこんな人権意識が低いのかと驚く。
それを大前提に、NASAで働く3人の正に下剋上は痛快。
メアリーが判事に告げた、「私が最初の女性になります」このセリフは時代の幕開けを目の当たりにした気がして震えた。
キャサリンがトイレに行く様子を端折らずわざわざ見せるのも演出として良いし、そのキャサリンの小走りが面白い。
「IBM」ってそういう由来なのね、と勉強。
今は中国傘下。
「ジャンゴ」は力技で白人をねじ伏せていくが、これは数字や知識、そして少しの勇気で革命を起こしていく。
「ムーンライト」「それでも夜は明ける」とか人種差別を大上段に構えた作品も悪くないが少し重たい。これや「ジャンゴ」は差別を前提にしながら見事に一件落着させる。しかも「ドリーム」は実話ベースだから尚凄い。
ケビンコスナーがいい味出してます。彼はダスティンホフマンみたいになってきましたね
終始流れるファレルウィリアムズの音楽も最初はノイズだったが、終わるころにはサントラ欲しくなってた。
諦めずにひたすら仕事にかける情熱が素晴らしい
“非白人”…生きにくい時代、、すぐ浮かんだ感想でした。何十年前の話と言うことをつい忘れて、悔しさも感じました。
「黒人差別」「女性差別」を変える、事実を描いた話。
この手の話は涙せずには観られない。
女性が強く逞しく、働く姿がカッコ良い!
認めてくれる男性の上司も素敵でした。
そして、NASAと言うのがまた魅力!宇宙好きにはたまらない。
内容も役者もとても面白かったです!!
ぜひたくさんの人に観て欲しいと思いました!
でも、邦題が残念。。
はぁースカッとした
黒人への差別、こんなに酷いものなのかと初めて思い知らされたのがドロシー役のオクタビア・スペンサーが主演していたヘルプ。
この映画は黒人差別、女性差別を前面に出してくるのではなくて、自分の才能を信じて諦めない強い気持ちを持った三人の女性がファーストペンギンになって前例を作る過程を見る映画って感じでした。そしてそれを支えてくれる人が周りにいるんだよと。
人種差別無くなればいいな。
そしてこんなにいい映画なのにドリームって邦題嫌いです。センスない。
見る前は思わなかったけど鑑賞後タイトルに腹が立ちました。そんな映画は初めてw
Hidden Figures
米社会ヒューマンドラマの良作。ケビン・コスナーはこの辺の時代の白人を演じさせると上手いし。でも、この邦題はないわー!直訳は数字の裏側、そう、ただの計算係=コンピューターではなくあの黒板の数式から宇宙が見える数学者のイマジネーション。そして言葉の意味は表に出ることのなかった人物達、まさに彼女たち3人のこと。それをドリームって、それはないわと思う。
予備知識なくボーッと機内で見始めぐいぐい引き込まれたものの2/3のあたりで着陸…帰国したら公開終了。円盤リリース待ちからレンタルするも時間なくてついそのまま。WOWOWの放送で結局見れたという完結までの道のりが長かった映画だったけど。
シェルドンが出てるけど宇宙飛行士はハワードじゃないよ
大好きなビッグバンセオリーのシェルドン(ジムパーソンズ)がこんな意地悪な役だなんて、ちょっと心苦しかった。ケヴィンコスナー演じる上司が善人でよかった。トイレの件は感動ですね。こんな環境にも負けずに明るくて、頭脳明晰で仕事が出来る女性3人がカッコ良くて素晴らしかったです。
行動しなければ何も変わらない!
レンタルDVDで鑑賞(吹替)。
1960年代、ソ連と宇宙技術を競い合っていたアメリカが進めていた「マーキュリー計画」の成功を影から支えた、3人の黒人女性の知られざる実話とのこと。
黒人と白人とでトイレやバスの座席、水飲み場まで分かれていた当時のアメリカの世相を考えると、とても進歩的な出来事が起きていたことに驚きました。しかも、その中心を担っていたのが女性たちだったと云うことにも…
「黒人だから」と云う理由だけで理不尽な差別を受けて来た彼女たちでしたが、自分の能力を最大限に発揮して、周囲の偏見を吹き飛ばす活躍を見せてくれるのが痛快でした。
キャサリンの必死の訴えを聴いてすぐさま意識改革し、黒人用トイレの看板を剥ぎ取るケヴィン・コスナーのような人が生まれたことに、大きな意義があるように思いました。
周囲の空気感や慣例に一度染まってしまったら、そこから抜け出すことは容易ではありませんから…
IBMの導入によって自分たちの存在が危ぶまれても、その使い方をいち早く習得して、新しいことに順応していった姿を見習いたい…。逞しささえ感じさせる彼女たちの行動力の源とは、偏見を恐れず、自らが道を切り拓いていこうとする強い気概に満ちた心の持ち様だと思いました。
黒人だからなんだ、女だからなんだ、、、
ただ待っているだけでは変化は訪れない。夢を叶えるなんて到底出来っこない。何も変わらないのならば、自分自身がパイオニアとなって前例をつくるだけ…
人間が本来持っているはずの強さと勇気に溢れていて、生きる活力が湧いて来るような高揚を感じました。
[余談]
「あなたを差別しているわけではないの」と言うキルスティン・ダンストに対して、ドロシーが応えたセリフ(ええ、知ってます。あなたがそう自分で思っていることはね)にハッとさせられました。これこそが差別の本質かもなぁ、と…
意識の奥底にはあるはずなのに、「そう云うわけではない」と言い訳して、自分を誤魔化して、知らない内に誰かを傷つけてしまっていないかどうか、考えさせられました。
※修正(2022/09/14)
前向き
黒人、女性という二重の差別を重くせず、軽快にかつ痛快な演出とセリフ回しで前向きなパワーを貰える作品になってます!コスナーも久々にカッコええd(^_^o)これを観たら、久々に「ライトスタッフ」を観たくなった〜(^^)
天才でも差別された時代
アメリカの宇宙開発の主役NASAで、黒人の三人の女性が大活躍した実話。
ガガリーンに先を越されたアメリカはジョン・グレンで巻き返す。
この時代はNASAといえども黒人差別と女性差別はひどかった。
彼女たちがいなければ・・・というトリビアがあったとは驚き。
差別は恐怖心が引き起こすのでは。
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