ドリームのレビュー・感想・評価
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子供に観せたくなるような映画
主人公はギフテッドなのだろう。優秀な黒人女性3人組の実話。微積とか数式沢山出てきました。小学生の時の証明だけは理解できましたが、後は??世の中には類稀なる才能と勇気と努力を惜しまない人がいるものですね!お陰で私は原理も分からず、その恩恵にあずかって楽させて楽しませて貰っています。どうか新型コロナの特効薬もそのような人達によって早く見つけられます様に!
知られざる物語
理想の上司
「前例」となることを恐れない人々
人種差別というヘヴィな状況をコミカルに風刺し、宇宙開発競争で大きく貢献した黒人女性たちの功績を知らしめた爽やかな名作。原題通りまさに「隠された人物たち」の活躍に、世には知らないことがまだまだたくさんあるのだと、素直に感動。
黒人差別だけでなく女性差別の垣根をも、能力と努力で少しずつ壊していく主人公たち。
誰もなしえなかった「前例になるために」、暴力や涙で訴えるのではなく、周囲が瞠目するような才能によって、正々堂々と道を切り開いていく様に清々しさを感じる。
バスや図書館、学校といった全ての公共機関で白黒分けられていた時代。黒人が読みたい本を借りたくても「トラブルを起こさないで」と言われる社会。
本当はNASAでは人種差別は撤廃ムードだったらしいですが、そこはこの時代のムードをわかりやすくするための演出。
白人と非白人に分けられたトイレやコーヒーポットなどで、非効率さを強調している。
だからこそ、部長のアル・ハリスンや宇宙飛行士のジョン・グレンなど、命を預かり命を懸ける人達が肌の色で判断せず、本質を捉える心を持っていることに感動するのだ。
たとえ彼らが積極的な差別撤廃主義者でなくても、「合理的で理性的」な判断は「差別による弊害」と相反するので、結果的に「差別することやそれに費やす時間がいかに時間の無駄で愚かか」ということにもつながってくる。
しかし差別をしている側に属する者は、差別していることにすら気がつかない。ハリスンでさえも、キャサリンが40分もトイレに行く理由に想像がつかない場面では、理不尽なことに声を上げる重要性をとっくと感じた。
身近な例だと、腹痛を訴える女性に対し、男性が「生理かも?」と思い至らないことに似ている。
無意識の差別とは、差別が日常であることで順化してしまうこと、自分が属する社会から爪弾きになることへの恐れで、差別を見て見ぬふりをすることなのだと思う。この時代の白人の多くも、黒人そのものを憎み恐れているわけではなく、自分の常識や日常に波風が立つことが許せないだけのように見える。
主役3人のウイットに富んだ掛け合い、そしてすっと自然に染み入る名台詞の数々にも注目。
皮肉が効いてる
原題を日本語にしにくいのは理解出来る
邦題がダサいと、誰のレビューを見ても書かれていたが、なるほど私自身は題名自体の記憶がなかった。
ファーストマンをネット配信で見ようと思い先にここの評判を見ようと思い立ち、そう言えば国際線の飛行機の中で見たあれは良かったと思い出し、メモとして書き残すために
黒人女性 数学 映画
で検索して一発で出てきた。
まあ 「ドリーム」だとは思わなかったが そもそも映画を題名で選ぶ事はしないので、というか
邦題に関心がないので
言ってみれば 題名はなんでもいいです派。
宇宙工学に 物理の公式及び計算力が必要なのは大まかには理解出来るものの
それに人間という命を乗っけて飛ばしてちゃんと戻って来るというのが 文系の私にはもう神業でしかない。
日食や月食の日時 遥か彼方の星の流れを
計算で出し 当たり前のようにその通りになるわけで。
今でこそコンピューターがおやりになるわけですが
その機械だって人間の頭脳によって生み出されている物には違いない。
それが黒人女性だからという部分に 日本人の私や現代人に驚きは無いわけであって、そんなものを差別なんかしちゃって白人たちは馬鹿だったんだなあと思うのみであるけれど
実際そんな時代はあったんだなあと言う具体例を見せつけられた。
彼女たちは実際同時期に働いていたのではないようだが3人とも実在の女性たちであるようだ。
このようなドラマチックな人物が実在の人物だと言うのはかなり興味深い。
面白かった
人種差別の風潮を跳ね除け、アメリカの有人飛行計画を陰で支えた黒人女性達の奮闘する姿を描き出す
原題:HIDDEN FIGURES
1950年代後期、アメリカとソビエトの宇宙開発競争が激化する中、「スプートニク・ショック」がアメリカを襲う。
<有人宇宙飛行競争の中、又しても「ガガーリン・ショック」が起こり、アメリカは形振り構わず有能な黒人達をNASAに雇い入れる、というのがこの物語の背景にある。>
ケビン・コスナー演じるNASAの数学者アルは焦りの中、部下達に檄を飛ばす。
偏見と差別の中、NASAに雇われた黒人女性数学者達の奮闘ぶりが、笑いと涙を誘う。
特にタラジ・P・ジョンソン演じる天才数学者キャサリンの言動(トイレに纏わる件は特に秀逸)、行動の素晴らしさよ。
彼女とタッグを組むドロシー(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー(ジャネール・モネイ)とキャサリンを支えるジム(マハーシャラ・アリ この方の出演する作品には外れが無い)の姿も丁寧に描かれる。
人種差別を描いた映画は数々あれど、この作品は特出した傑作である。
<2017年9月29日鑑賞 2017年11月21日に再鑑賞>
ハリウッドぽい作品
大統領自由勲章
主人公の一人キャサリン・ジョンソンさんは2015年アメリカで最も栄誉とされる「大統領自由勲章」を受賞している。「キャサリンは人種や性別の壁を破った開拓者です、数学や科学で優れた力を発揮すれば星に手が届くことを示しました」とオバマ大統領は称賛した。宇宙開発の中であまり語られて来なかった裏方達の実話(当然、映画ならではの脚色はあるが)に基づく物語である。
天才キャサリンだけでなく友人のドロシーは独学でプログラミングを学び将来に備えるしメアリーは判事の業績や人柄を調べて主張を纏めるなど差別や偏見に感情的に抗うのではなく知力を働かせて前に進むところを並行的に描くことでテーマを練り上げている。人種差別に屈しそうなメアリーを励ます上司の言葉は迫害を受けてきたユダヤ人ならではの重みがあった。
キャサリンさんの業績はNHKのコズミックフロントNEXTで「コンピューターと呼ばれた女性たち」としてドキュメントが放送されているので再放送があったらご覧になると良いでしょう。
コメディ寄りにしたのがよかったと思う。
素敵。
シェルドンが出ている・・・
人を惹きつける能力
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