ドリームのレビュー・感想・評価
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これぞ賢い女の戦い方…
人類が宇宙を目指そうと言う時代に、彼女たちは女性である事やアフリカ系アメリカ人である事で能力に見合った仕事も報酬も受けられませんでした。
キャサリンは不理解な白人男性の組織の中で、メアリーはアフリカ系アメリカ人女性にとって不自由な社会を変える必要がありました。そしてドロシーは自分の後に続く者の為に自身の責任と信念を貫かなくてはいけませんでした。
この映画には女性ならずとも男性でも社会との折り合いをどう付けるのか?と言う点で、全ての人にエールを贈るでしょう。特に日本人女性には、不理解と傲慢と我儘な日本人男性社会と立ち向かう為の信念を彼女達に学ぶことは有益と思えます。
ソウルフルなサントラに彩られた軽快でポップで痛快な、それでいてリアルな実録ドラマ
1962年に地球周回軌道飛行を達成した宇宙飛行士ジョン・グレンの偉業を支えたNASAの黒人女性スタッフ、キャスリン、メアリー、ドロシーにまつわる知られざる実話ドラマ。性差別も人種差別もまだまだ顕著だった60年代初頭を背景に、ソ連のガガーリンに有人宇宙飛行で先を越されて焦燥感を募らせるNASAに根強く残る様々な困難を忍耐強く乗り越えていく3人とその仲間達の奮闘と、彼女達を見守る家族との交流や淡い恋をあくまで淡々と描き、彼女達の功績と時代がシンクロしてNASAの組織だけなく米国中がジョン・グレンの有人飛行を通じてひとつになっていく様が美しいです。
いわゆる熱演というものがどこにもなく、それ故にリアリティの増したキャスト達の演技で何度も泣かされましたが、ソウルフルなサントラで彩られた物語はあくまで軽快でポップ、どこまでも痛快な傑作。キャスリンの上司アルを演じるケヴィン・コスナーが圧倒的にダンディで男前であることも申し添えます。
感動!
宇宙にロケット飛ばそうという時代になってもWhiteとColoredを差別していた1961年ごろ、3人の黒人女性が差別に負けずに素晴らしい成果を出す姿に感動。
ジム・パーソンズがThe Big Bang Theoryとは違い、ふつうに演技してた。
IBMネタも笑えた。
タイトルはダブルミーニングになっている。(Figure=重要な人物。数字)
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