ドリームのレビュー・感想・評価
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よかった!
素直にひたすらよかった。
女性3人がハイヒールで颯爽と自分の目指すものに向き合っているところ。
家族や職場での関係性が彼女たちの行動に影響されて変化していくところ。
台詞の中に印象深いことばがたくさんでてきたところ。
音楽!
邦題がぴったり
まず、マイナーな映画なので、がらがらだと思って、開始10分前に行ったら、前3列しか空いてなく、びっくり。観客層は高齢者が多かった。
内容は、黒人女性3人が、前例がなく、誰もやらなかったことを、情熱と行動力で成し遂げる話。情熱の裏に家族の思いも忘れてはならない。
あからさまな人種、性差別の中で、彼女達のがんばる姿に涙ぐみながら見ていた。
肌の色や性別で、人間を区別してしまう。過去ではあるけれど、映画の中であたり前に差別する人に憤りを感じた。
だからこそ、白人の本部長がトイレの案内をぶち壊すシーンはスカッとした。
アメリカの宇宙飛行士が、機械のデータではなく、信頼している人間の確認を要望するシーンも良かった。
機械は進歩するけれど、最後に信頼出来るのは、人なのだということ。
映画の公開劇場数は、映画製作会社、配給会社の力で決まると思うが、この映画のように内容力がある映画は、もっとたくさんの人に見てもらえるよう、公開劇場数が増えて欲しい。
「この世界の片隅で」はクチコミで公開が広がったので、この映画もクチコミで公開が広がって欲しい。
先駆者
NASAによる初の有人宇宙飛行開発に携わった黒人女性達の活躍と当時のアメリカの人種差別、性別差別の話。
理系集団なのに理屈の通らない人種差別という皮肉と闘う黒人女性がかっこ良く小気味良い。
アメリカが抱える前時代的とまでも言い切れない根深い話しを明るく楽しくみせており、単純で感動を獲りにいきながらもわざとらしい程の意外性とかを盛り込んでいないのは良かった。
でもやはりステキな邦題
なんかサブタイトルで悶着があったらしいですが、やはり映画の内容を表したステキな邦題ですね。
人種差別にも負けず、健気に夢を追い続ける3人の女性たちは光輝いてました。久々に観るサクセスストーリーに元気をもらえました。多少の美化はされてるだろうけど、なんだかんだでNASAの人達もいい人で良かったよ。特にコスナー氏は良かった。実力主義で合理的で、認めたら黒人でもオッケーなのかな?でもその辺はアメリカのいいところ。
アメリカの黎明期
現代なら当たり前なのかも知れないけど、人種、性別の差別を区別とし、誰もが違和感をもたなかった時代に、まさに才能と情熱で道を拓いた主人公たち…。
最終的に人類が月に立てたのも、目的に合理的に対処することができたからだと思う。
良い話だった。感動した。
奈佐
ある意味地球一先進的な組織であるNASAだからこそ、黒人女性と言う当時のアメリカで最も社会進出し辛い彼女たちをすぐに実力で認める事ができたのかなと思った。
そう言った意味で、宇宙開発のみならず社会発展という意味でもNASAの貢献って大きいんだなというNASAバンザイ映画。
映画としてかなり綺麗にまとめてる部分は当然あるだろうが、主役となった3人だけでなく全ての登場人物に拍手を送りたい。
今年一番泣いた。
83
とてもいい作品
すごく良かったけど、強いて言えば主役3人出来過ぎじゃないかな。人格、性格も良く向上心を忘れず、周りの人もいい人、理解者もいる。やっぱり出来過ぎ?だけどノンフィクションならしょうがない。
個人的にあの宇宙飛行士最高!
女性たちのライトスタッフ
邦題『ドリーム』本日見てきましたがこの邦題のセンス疑っちゃいます。
原題の『Hidden Figures』の方がこの映画を表してるように思います。
直訳すれば隠れた人物となるけどFiguresの別に数字という意味もあり二つの言葉をかけてます。
何故日本で公開される映画の題名はこんなに陳腐なんだろう。
登場する三人はみんなNASAに勤める数学者。
彼女たちは才能があるにもかかわらず虐げられている。
そこから才能と努力によって這い上がっていく。
ストーリーはよくあるサクセスストーリーだがこれは実話。
1960年代のアメリカでは人種差別が当たり前で誰もがそのことを疑ってもいない。
その中で黒人そして女性という立場でありながら自分を信じて突き進む。
いつの世も出る杭は打たれる。
パイオニアになるにはそれ相応の努力と情熱が必要だ。
最後の方でトイレの中で白人の上司がドロシーに『私は差別主義じゃないの』といったことに対して『そう思い込んでるだけ』と切り返した台詞が秀逸だった。
映画としてみたら脚本の良さを演出がそれほど活かしきれてない感じもする。
マーキュリー計画の事を描いた『ライトスタッフ』を見ると背景が補完されますね。
実話だけに感じるものがありました
60年代という時代の中で、米ソの宇宙技術開発競争、米国人種差別、黒人の未来という視点でNASAを通して黒人女性の躍進していくところは興味深かったです。
今のコンピュータと当時のIBMのものと比較するとすごい技術革新だと感じ、それを扱う人間も進歩したのかなと少し考えてしまいました。
とにかく元気の貰える作品でした。
キング牧師I Have a Dream思い出させて良い邦題
女性差別の上に黒人差別という厚くて高い壁が立ちはだかっているのを前にして、前向きに乗り越えていく姿が感動的。後ろ向きな考えにならないのは、神様に守られているという確信があるからなのだと思った。教会での礼拝や、その後の食事会の様子が描かれるけれど、信仰がなければ押しつぶされてしまった事だろう。
本部長を演じたケビン・コスナーが良い役で魅力的な人間を演じてみせた。有色人種用のトイレの看板を叩き壊す場面には泣かされる。
劇中にはヒューマニズムに溢れた場面が何度も登場して心を揺り動かされるけれど、最後に登場したご本人達の年齢を重ねたポートレートが美しくて一番よかった。主人公が100歳を目前にして健在という事だし、素晴らしい人生であった事が嬉しかった。
一方、半世紀が過ぎても差別は少なくなっても無くなっていない訳で複雑な思い。誰とでも仲良くしておくべきだと最近は強く思う。戦争にしろ、巨大な自然災害にしろ、甚大な被害は避けられない国に住んでいるのだから、イザとなったら頼れるのは隣国ではないですか。みんな見て見ぬふり知ってて知らないふりするけれど、日本人がいつ難民となって助けを求めることになるともわからないのに。
"隠された姿"の真実
映画『ライトスタッフ』で描かれたマーキュリー計画を裏で支えた黒人女性3人の実話。
冷戦時代、アメリカとソ連が競うように宇宙開発を進めていた。
有色人種、女性差別が色濃く残るバージニア州。NASAで働く数学者、科学者の女性達。
路線バスも図書館も学校もトイレまで、区別され、冷たい視線の中でも、自分達の実力で認めさせていく様は、とても気持ちが良い。
仕事で新しい道を切り開くだけでなく、家庭生活も充実させる彼女達の誇り高い生き方に励まされる。
感動したのと、驚いたのと
なんでも最初になるのは大変だけど、この主人公たちの、努力と忍耐には脱帽。
知識と教養というのは偏見を無くすものだと思ってたけど、アメリカのトップの頭脳が集まっていると思われた集団にも、偏見や差別があったのは驚いた。
そして、実話であり有人飛行が成功してるのもしってるのに、展開にドキドキして、画面にみいってしまった。
常に目的を忘れずに、自分の使命を全うするためにこつこつと生きていくことが大事だとおもった。
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